イオン京都8店舗で「Loop」展開 地域に根ざす循環システムで“繰り返し使う”ライフスタイルを

キシリトールガムの専用ボトル

Photo by イオン

イオンは、京都府の「イオン」「イオンスタイル」8店舗とネットスーパーにおいて、循環型プラットフォーム「Loop(ループ)」の展開を開始した。地域と連携し、循環システムを根付かせることで、容器を繰り返し使うライフスタイルを広めることを目指している。

ELEMINIST Press

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2022.08.04
SOCIETY
学び

エシカルマーケティングとは? メリットや実例をわかりやすく紹介

西日本初「Loop」展開 京都府内のイオン・イオンスタイル8店舗でスタート

キシリトールガムの専用ボトル

Photo by イオン

イオンが7月12日、京都府の「イオン」「イオンスタイル」8店舗とネットスーパーにおいて、循環型プラットフォーム「Loop(ループ)」の展開を開始した。展開店舗は、「イオン」の亀岡店、京都西店、久御山店、高の原店、福知山店、洛南店、「イオンスタイル」の京都桂川店、京都五条店。

「Loop」の展開は西日本では初の事例となり、この導入により、イオン全体では合計66店舗での展開となった。「Loop」は日用消耗品や食品などを、繰り返し使えるリユース可能な容器で販売し、使用済み容器を回収して洗浄、製品を充填して再販する循環型ショッピングプラットフォームだ。今回イオンで取り扱う商品は、ケチャップやガム、飲料など食料品からシャンプー、洗剤などの日用品まで幅広い。

循環の仕組み

Photo by イオン

イオンは、2021年5月から「Loop」の展開を東京・千葉・神奈川の19店舗で開始していた。循環型社会の実現に向けて、容器を使い捨てせず「繰り返し使う」ライフスタイルを提案する取り組みとして始められ、日用品・食品メーカー各社と協力し、関東エリアにて順次拡大をしてきた。

京都府内においては、2007年にジャスコ東山二条店で、レジ袋使用に関する社会の意識改革の契機となる、チェーンストア初の「レジ袋無料配布中止」の実験を開始したほか、2011年には京都府と地域活性化包括連携協定を締結し、さまざまな環境対策に取り組んできた。

専用のボトルを返却する様子

Photo by イオン

今回は、京都府とLoopを開発した米・テラサイクルの日本法人「テラサイクルジャパン合同会社」が「ゼロ・エミッション社会の実現に向けた連携に関する協定」を締結し、その取り組みの第一弾として、京都府でのLoopの展開が合意され実現した。

2022年度中に100店舗まで拡大することを目指しており、今後もメーカー各社や自治体などのステークホルダーとともに取り組みを推進し、循環型社会の実現に貢献していくとしている。

お問い合わせ先/イオン株式会社
https://www.aeon.info/

※掲載している情報は、2022年8月4日時点のものです。

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