お気に入りコスメをアップサイクル。“色”と“香り”で新たな発見|athletia × SminkArt ワークショップ

athletiaアップサイクルのワークショップ

Photo by ELEMINIST

クリーンビューティブランド、アスレティアはスミンクアート(株式会社モーンガータ)とのコラボレーションで「コスメ」を通じてサステナブルな社会について考えを深めるワークショップを伊勢丹会館にて開催(2022年7月18日)。役目を終えたカラーコスメ(アイシャドウやチークなど)をオリジナルの絵の具にアップサイクルし、布製の造花に色付け。アップサイクルを実際に体験することで、スタッフや参加者が感じたことは。ブランドとユーザーが一体となり環境に誠実に、何より楽しく向き合う姿勢をレポート。

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2022.08.05
Promotion: athletia

役目を終えたコスメが絵の具に。色と香りのアートへアップサイクル

athletiaアップサイクルのワークショップ

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私たちが毎日「消耗品」として使っているアイシャドウ、チーク、ファンデーション。これらのカラーコスメを「最後まで」使い切ったことはあるだろうか? 

スミンクアートの独自調査によれば、なんと90%近い女性がこれらのカラーコスメを最後まで使い切ったことがないという結果だ。その理由はさまざま。「落として割れてしまった」「買ったけれど似合わなくて使うことがほとんどない」「外出の減少やマスク生活で使用頻度が激減」など。罪悪感を抱えたまま、捨てることもできず自宅にコスメを眠らせたままの人も多いのではないだろうか。

もともと大手化粧品メーカーで研究職を務めていたスミンクアートの代表である田中氏はこのような、自宅に眠る未活用のコスメの循環方法を模索。カラーコスメに混ぜると絵の具に早変わりするマジックウォーターを開発した。化粧品は汗や皮脂で落ちるのを防ぐために油が入っている。そのため粉末状のコスメを水に溶かすことは難しいが、この技術を使えば混ざりあい、絵の具として活かすことができる。さらに今回、アスレティアとのコラボで実現したのが「香り」との融合だ。アロマオイルも本来は水には溶けないのだが、マジックウォーターを使用することで「香りのする絵の具」をつくることができるのだ。

athletiaアップサイクルのワークショップ

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集められた活用しきれなかったカラーコスメが、まるでカラーパレットのように並ぶ。ワークショップではこれらも絵の具として使用できる

環境への負荷を減らすアクションには大きく「リユース」「リサイクル」「アップサイクル」の3つがある。今回アスレティアが注目したのは、使い終わったと思われるものでも、新しいアイデアと技術で全く別の価値あるものに変えることのできる「アップサイクル」だ。「マジックウォーター×アロマオイル」で、役目を終えたコスメが目の前で「香りのする絵の具」に早変わりするアップサイクルを体験。参加者全員がこの新しい体験に目を輝かせていた。

athletiaアップサイクルのワークショップ

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今回のワークショップに使用する布製の造花を使ったブーケ。何種類かの花が組み合わせられ、どれにしようかと迷っている方も

サステナブルについて考えながら、自分の手で色付けしていく楽しさ

athletiaアップサイクルのワークショップ

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カラーコスメの楽しさは、もちろんその「色」にある。テーブルに用意された色とりどりのカラーコスメとアスレティアの「スイッチングアロマ オイル」が添加されたマジックウォーター入りの筆ペンを見ただけで、参加者はどの色で絵の具をつくろう?と興味津々。自分で選んだ布製の造花に色付けをするため、各々が無心に絵の具をつくっていく。

会場には事前にアスレティアのスイッチングアロマ オイルの香りが漂い、幸せな気持ちでワークショップがはじまったが、絵の具をつくる課程でマジックウォーターに混ざったアロマオイルの香りがさらに立ち上がり、会場中が「癒し」の空間に早変わり。参加者も「いい香り」「癒される」「すごく集中できる」と香りの効用を楽しみながら、終始笑顔で色づけを楽しんだ。

athletiaアップサイクルのワークショップ

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マジックウォーターが入った筆ペンでカラーコスメを擦るだけで、絵の具のように色づけ。コスメならではの微妙な色の違いやラメなど質感も楽しめる

athletiaアップサイクルのワークショップ

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「絵の具とは全く違う質感。グラデーションが楽しめるのはアイシャドウと似ているから」という感想も

参加者の方からは「絵の具にはないラメやパール感が楽しめ、すごくきれいに発色して驚いた」という声も。「自宅から持ってきた使わなくなったアイシャドウだったけれど、絵の具にしてみるとやっぱりいい色で、捨てなくてよかった」など気づきがあった方もいた。

マジックウォーターは化粧品グレードの成分だけでつくられており、界面活性剤も不使用。万が一、肌についてしまっても安全性が高く、お子様と一緒に楽しめるように設計されている。しかも、一般的な水彩絵の具より速乾性に優れ、乾くほどにパール感や発色が鮮やかになり、アスレティアのスイッチングアロマ オイルの香りも楽しめる仕上がりに。

athletiaスイッチングアロマ オイル START MY DAY

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今回使用したのはミント、ローズマリーがすっきりと香る「スイッチングアロマ オイル START MY DAY」。会場ではリラックスして集中できる香りだという声も

アクティブにしなやかに。アスレティアが目指す、この先の美しさとは

athletia営業部開船麻子さん

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お話を伺った開船麻子さん。athletia営業部に所属し、店頭イベント運営を担当。2003年に(株)エキップ入社後、百貨店ブランドの店頭職を経て、athletia異動後は各店チーフを歴任。2021年より現職。

今回はじめての取り組みとなったアップサイクルのワークショップ。スタッフに変化はあったのだろうか。「アスレティアとして、今回のイベントははじめての取り組みでしたが、イベントを告知してすぐに予約が埋まり、アスレティアを知ってくださっているみなさんの意識の高さに驚きました」(営業部イベント担当開船麻子さん)

アスレティアはプロダクトの原料調達はもちろん、店舗の内装から什器、パッケージに至るまで、可能な限りリサイクル素材、バイオ素材を使用しサステナビリティを高めている。そこで働くスタッフの多くもまた、オンオフ問わずマイボトルやエコバッグを活用したり、日頃から環境への負荷を意識している。ブランドのあらゆる面に行き渡るこの意識が、エシカルコンシャスな人々から注目を集める理由なのだろう。

「香りは言葉では伝わらないものです。このようなイベントを通じて香りをより深くお試しいただくことで、アスレティアというブランドだけでなく、クリーンビューティというアスレティアのブランドコンセプトを体感していただけたら嬉しいですね」(開船さん)

ブランドに関わるすべてを通じて社会に貢献できること、環境に配慮することを訴求し続けているアスレティア。環境活動に興味があるけれど、何からはじめてよいかわからないという人は多い。そんなときは、環境・地球課題に貢献しているブランドを応援する、という方法で環境活動に参加してみてはいかがだろう。

お問合せ先/athletia
https://www.athletia-beauty.com/jp/ja/

※掲載している情報は、2022年8月5日時点のものです。

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