Photo by IKEUCHI ORGANIC
タオルにはオーガニックコットンのものがいい。そんな方に、オーガニックコットンとは何なのか解説し、おすすめブランドを紹介しよう。さらに、バスタオル・フェイスタオル・バンブータオル・バスローブなどおすすめの人気商品もピックアップして紹介する。
ELEMINIST Editor
エレミニスト編集部
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知識をもって体験することで地球を変える|ELEMINIST Followersのビーチクリーンレポート
オーガニックコットンのタオルブランドとして、ぜひおすすめしたいのが、今治タオルで知られる愛媛県今治市で、1953年からタオルづくりを行っている
IKEUCHI ORGANIC(イケウチオーガニック)。社名からわかるように、同社のタオルにはオーガニックコットンが使われている。
オーガニックコットンの基準は、世界のさまざまな認証機関により異なるが、IKEUCHI ORGANICが使うコットンの認証機関「bio.inspecta(バイオインスペクタ)」の基準は以下の通り。
1. 3年以上農薬や化学肥料を使わない畑で育てられていること
2. 遺伝子組み換えの種子でないこと
3. 畑や工場など生産に関わる人々の労働条件が適正と証明されていること
畑から紡績工程までを審査対象とする厳しいEU基準に基づいたオーガニックコットンであることがわかる。
Photo by IKEUCHI ORGANIC
2021年に発行されたレポートによると、世界で生産されるコットンのうち、オーガニックコットンの割合はわずか0.95%。(※1)
「ブームのときだけ一時的にオーガニックコットンを求めるようなマーケットの事情などもあって、農家さんにとってオーガニックコットンはつくりにくいんです。でもオーガニックコットンのタオルは圧倒的な気持ちよさがあります」と、IKEUCHI ORGANICの池内計司代表。
同社では「SDGs」や「エシカル」という言葉が一般的になる20年以上前から、オーガニックが当たり前になる世界を目指して、真摯にものづくりを行っている。
IKEUCHI ORGANICでは、スイスのリーメイ社(REMEI)のオーガニックコットンを全面採用している。その大きな理由は、リーメイ社がインドやタンザニアで「ビオリ(bioRe)プロジェクト」を行っていることにある。
リーメイ社がこのプロジェクトを始めた1980年代以前、現地のコットン栽培農家は化学肥料や農薬に高額の資金がかかるため、ほとんど利益をあげられずにいた。しかも化学肥料と農薬によって、土地がどんどん痩せ細っていく負のスパイラルが生まれていたという。
そこでリーメイ社は、オーガニックコットンの買取保証を行い、市場価格より最大15%を上乗せして購入。農家がオーガニックコットンの栽培で安定的に収入を得られるようにサポートしている。さらに、農村の子どもたちへの教育の場の提供やインフラ整備なども行い、農家の人たちが豊かな暮らしを送れるよう支援している。
IKEUCHI ORGANICはこのようなリーメイ社の企業姿勢に共感し、ビオリプロジェクトでつくられるオーガニックコットンを採用しているのだ。
Photo by IKEUCHI ORGANIC
タンザニアでのコットン栽培の様子。
リーメイ社の「オーガニックコットンの生産に関わるすべての人にとって価値のあるサイクルをつくりたい」というこの取り組みは、IKEUCHI ORGANICが大切にする「誰も犠牲にしないものづくり」に通じるものがある。
ビオリプロジェクトでは、生産者が糸までつくってオーガニックコットンとして販売する。どこの国かだけでなく、誰が栽培し、手がけているのかというところまで透明化されている、オーガニックコットン業界でもレアなケースだそうだ。
Photo by IKEUCHI ORGANIC
IKEUCHI ORGANICでは、「最大限の安全と最小限の環境負荷」を掲げ、原材料の調達から最終製品に至るまで、安全性や環境などに関するさまざまなデータを開示。「誠意をもって説明できること」を大切にしている。
IKEUCHI ORGANICは、創業120周年となる2073年(創業120周年)までに、「赤ちゃんが食べられるタオルをつくる」という目標を掲げている。つまり「赤ちゃんが口に含んでも安心な、安全なタオルをつくる」ということだ。
この目標にむけて、繊維製品の安心・安全を証明する世界トップレベルの厳しい国際認証規格「エコテックス規格100」のうち、もっとも基準が厳しいクラス1をクリア。すべての製品で認証を取得している。
またIKEUCHI ORGANICがつくっているものは「食品である」と考え、2015年に食品工場の安全基準「ISO-22000」も取得。食品の安全基準「HACCP(ハサップ)」に準じて、製造されているという徹底ぶりだ。
Photo by IKEUCHI ORGANIC
「ものをつくっていると、そのときそのときのブームがあると思います。でも、ブームの方にちょっと目を逸らしちゃうと本筋がずれると思うので、自分たちのものづくりの軸は動かさない」と、池内代表。
そのためIKEUCHI ORGANICでは、同じ糸が調達できなくなった等生産の事情が変わらない限り、一度世に出したタオルのモデルチェンジは行わない。もちろん品質改善は行い続けているが、最良の一品だけをつくり出している姿勢の表れだろう。
「モデルチェンジをしないことがどれだけ大変なことなのかというのを、日々感じながら23年経ってしまって。結果としてそのやり方をいいと思ってくれる方たちがいて、やっていけているんです」と、池内代表は話している。
タオルの製造でエネルギー消費が多いのが、染色の工程だ。IKEUCHI ORGANICが目指しているのは、人体に安全で、かつ環境負荷の少ない染色。
今治市が面する瀬戸内海には、世界でもっとも厳しいとされる排水規制(瀬戸内法)がある。そのため、染色の工程で出る廃水は浄化施設で処理しなければならない。IKEUCHI ORGANICを含む7社の共同でつくった染色工場と浄化施設は、“排水が海の水より透き通る”ほどきれいで、世界最高水準という。
ちなみに、IKEUCHI ORGANICでは1999年に企業の環境対策に関する国際規格「ISO14001」を取得している。いまではISO14001を取得している企業は多くあるが、当時はまだ数が少なく、タオル業界では初のことだったそうだ。
Photo by IKEUCHI ORGANIC
IKEUCHI ORGANICでは、工場やオフィスで使用する電力の100%を風力発電でまかなっている。企業活動を行う限り、必ず環境に負荷がかかる。その負荷を最小限に抑えるために、風力エネルギ―を利用しているそうだ。
「『オーガニックコットンを使っているから環境にやさしい会社です、というのはおかしいでしょ』って言い続けているんです。それは、オーガニックコットンをつくっている農家と、それを購入している消費者だけ。僕らも『地球にやさしい』って言うのなら、自分たちがやっている環境負荷を少なくできるか気にしなければいけない」(池内代表)
創業から長い年月を経て、その都度お客様の声やアドバイスする方の声に真摯に耳をかたむけ、本質的、しかし先駆的に「いいタオルづくり」を続けているのが、IKEUCHI ORGANICと言えるだろう。
フェイスタオルやバスタオルでさまざまな商品を揃えるIKEUCHI ORGANIC。お気に入りのタオルを探すとき、どのように選んだいいだろう。
池内代表は「タオルは水を吸うのが仕事なので、吸水性がいいのは大前提」と話している。つまり、風合いや使い勝手で選んでいくことになる。風合いというと、柔らかさやボリュームなど。これは好みに通じる部分もあるだろう。使い勝手は、乾きやすさや扱いやすさ。生活スタイルに合いそうかを考えてみよう。
ちなみに池内代表は、毎朝、自分の気分にあわせて使うタオルを選んでいるんだとか。「大事なプレゼンの日には厚みがあって安心感があるタオル」「気持ちが落ちている日にはふんわり包み込んでくれるようなタオル」など、その日の気分やシーンを想定してタオルを選べるようになると、タオル上級者なのかもしれない。
言葉には言い表せない心地よさと幸福感に包まれるというIKEUCHI ORGANICのタオル。すっかり虜になり繰り返し利用するリピーターが多いというのも、一度使ってみるとわかるはず。『ELEMINIST SHOP』で人気の商品を紹介しよう。
吸水性、耐久性、厚み、肌触りなどのすべての要素のバランスがいい「オーガニック120」シリーズのフェイスタオル。IKEUCHI ORGANICが初めてオーガニックコットン100%のタオルとして発売して以来、多くの人に愛され続けているロングセラーの逸品。
IKEUCHI ORGANIC(イケウチオーガニック)
オーガニック120フェイスタオル - 3色展開
1,980円
※2022.08.09現在の価格です。
同じくIKEUCHI ORGANICのロングセラーシリーズ「オーガニック120」のバスタオル。しっかり、きっちりつくられていて、丈夫で長持ち。大事に使えば、気持ちのいい風合いが5年、10年と続く、飽きのこないタオル。
IKEUCHI ORGANIC(イケウチオーガニック)
オーガニック120バスタオル - 3色展開
5,060円
※2022.08.09現在の価格です。
柔らかな肌触りと心地よい厚みが気持ちいい、「オーガニック120」シリーズのバスローブ。お風呂上がりにバスタオル代わりにさっと羽織るだけで水を拭き取り、湯冷めや乾燥を防いでくれる。丈夫なつくりなので、きちんとメンテナンスすれば、経年劣化が少なく長持ちする。
IKEUCHI ORGANIC(イケウチオーガニック)
オーガニック120 バスローブ - 3色展開
33,000円
※2022.08.09現在の価格です。
数ヶ月毎日使用し何度もお洗濯してますが、質感が変わることなくいつまでもふわふわとしていてとても気持ちがいいです。これまで使用していたバスローブは何度か洗うと素材が薄くなりごわつきが気になっていたんですが、こちらのバスローブは全く素材が痛む気配がありません!これからも使い続けます。一つだけ、ポケットがあると嬉しいです。
シルクを彷彿させるなめらかで柔らかい風合いを持つバンブーレーヨンのフェイスタオル。コットンの1.7倍の吸放湿性があり、濡れた髪に使用するとドライヤーがいらないほど。型崩れしない丈夫な設計なので、幅広いシーンで活躍する。
IKEUCHI ORGANIC(イケウチオーガニック)
バンブー120 フェイスタオル - 2色展開
1,980円
※2022.08.09現在の価格です。
2、3年のサイクルで成長を繰り返すことから循環型資源として注目されているバンブー素材を使ったバスタオル。繊維の表面がなめらかで摩擦が少なく、静電気を起こしにくい。速乾性の高いタオルや、サラッとした拭き心地が好きな方におすすめ。
IKEUCHI ORGANIC(イケウチオーガニック)
バンブー120 バスタオル - 2色展開
4,620円
※2022.08.15現在の価格です。
パウダースノーのようなふわふわの肌触りが特徴の「オーガニックエアープレミアム」シリーズのフェイスタオル。触ると溶けてなくなってしまうような柔らかでやさしい生地が、洗顔後の肌をふんわり包んでくれる。
IKEUCHI ORGANIC(イケウチオーガニック)
オーガニックエアープレミアムフェイスタオル - 2色展開
2,420円
※2022.08.09現在の価格です。
出張先に持っていけるようにと開発された軽くて薄い「オーガニックエアー」シリーズを、カジュアルに使えるようにと考えられ誕生した「オーガニックエアープレミアム」。特殊な糸と絶妙な設計が生み出すふわふわで軽やかな風合いは、パウダースノーのよう。お風呂上がりの体をふんわり包んでくれるバスタオル。
IKEUCHI ORGANIC(イケウチオーガニック)
オーガニックエアープレミアム バスタオル - 2色展開
6,160円
※2022.08.09現在の価格です。
その他、各種フェイスタオル、バスタオル、バスローブはこちらから。
Photo by IKEUCHI ORGANIC
タオル本来の風合いの持ちは、日々のメンテナンスに左右される。洗濯方法に少し気を配ることで、大切なアイテムをより永く使うことが出来る。洗濯するうえで気をつけたい主なポイントは以下だ。
・粉石けんや天然油脂由来の洗剤を使用する
・塩素系漂白剤、蛍光増白剤が入った洗剤は避ける
・柔軟剤をなるべく使用しない
・洗濯用水の水温は、水道水〜40℃に設定する
・洗濯機の水を多めに入れる
・乾燥機を使用する際は、洗濯物をたくさん入れすぎない
風合いの変化が気になる場合は、IKEUCHI ORGANICが行っているタオルメンテナンスサービスを利用するのもおすすめだ。
こだわりが詰まったIKEUCHI ORGANICのタオルに興味を持った方、また同社の環境や人に配慮したものづくりの姿勢に共感した方は、一度これらのタオルを使ってみてはどうだろう。
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