Photo by KAPOK KNOT
木の実由来の素材「カポック」でものづくりを行うファッションブランド「KAPOK KNOT(カポックノット)」が、100%植物由来のダウン『Plant-Based Down 2030: FLARE』を発表した。サステナブルにラグジュアリーを融合させた遊び心のある1着に仕上げられた。
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木の実由来の素材「カポック」を使用してものづくりを行うファッションブランド「KAPOK KNOT(カポックノット)」が、100%植物由来のダウン『Plant-Based Down 2030: FLARE』を発表した。
中綿には木の実由来のカポックシートを使用。表地には東レ株式会社が開発した、通常のナイロンと同等の耐久性を持つ100%植物由来のナイロン「エコディア®︎N510」を使うことで、機能・デザイン・サステナブルを兼ね備えた100%植物由来のダウンを生み出した。
カポックは東南アジアに自生する植物で、その実のワタはコットンの1/8の軽さ、吸湿発熱という高い機能性を備えている。しかし、繊維の軽さと短さゆえに、ワタから糸への加工が難しく、多くの企業が衣類への商品化を諦めてきた。
KAPOK JAPANは国内大手繊維メーカーと研究開発の末、カポックのシート化に成功。新素材「カポック」はたった5mmの薄さで、羽毛ダウンの暖かさを実現している。
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KAPOK JAPAN デザイナーの満汐氏は「サステナブルという言葉がトレンド化したいま『サステナブルだからシンプルなデザインでも仕方ない』ではなく『サステナブルは当たり前で、心躍り躍動する一着』がファッションには必要だと考えています」とコメントしている。
ダウンの特徴である「モコモコとした袖」を再現すべく、カポック100%のほぐしワタを手詰めすることで、本来のダウンと変わらないシルエットにしたり、裾をサーキュラーの形にしてドレスの要素も溶け込むようにデザインしたりするなど、プラントベースにラグジュアリーな要素を盛り込んだアイテムに仕上げられている。
お問い合わせ先/KAPOK KNOT
https://kapok-knot.com/
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