バーバリーがエキゾチックスキンの使用を禁止 毛皮廃止に続くムーブメントへ

バーバリーがエキゾチックスキンの使用を禁止

Photo by rashid khreiss on Unsplash

イギリスの高級ブランド、バーバリーがエキゾチックスキン(クロコダイル、ヘビ、トカゲなどの革)の使用を禁止した。国際動物愛護団体「PETA」の働きかけにこたえたものだ。同ブランドでは2018年に毛皮製品の段階的な廃止を発表しており、アニマルウェルフェア関連でこれに続く動きとなる。

ELEMINIST Editor

エレミニスト編集部

日本をはじめ、世界中から厳選された最新のサステナブルな情報をエレミニスト独自の目線からお届けします。エシカル&ミニマルな暮らしと消費、サステナブルな生き方をガイドします。

2022.05.23
SOCIETY
学び

エシカルインフルエンサーとは? マーケティング起用のメリットや取り組みを解説

クロコダイル・ヘビ・トカゲなどの革製品を廃止

国際動物愛護団体「PETA」によると、イギリスの高級ブランド、バーバリーがエキゾチックスキンの使用を禁止した。

エキゾチックスキン(Exotic Skin)とは、クロコダイル、ヘビ、トカゲ、エイなどの素材。高級ブランドでは、バッグ、財布、ベルトなどに使われてきた。

しかし、エキゾチックスキンを採取するために、ワニやヘビなどの生物が劣悪な環境で飼育されたり、最後は激しい苦痛をともないながら殺処理されたりすることから、問題視されている。そこでPETAがバーバリーを含め、多くのファッションブランドにエキゾチックスキンや毛皮の禁止を訴えてきたのだ。

これを受けて、バーバリーでは2018年に、ウサギ、キツネ、ミンクなどの毛皮を使った製品を段階的に廃止することを発表。そして今回のエキゾチックスキンの禁止に至った。

PETAはブランドの株主になって動物愛護を推進

今回のバーバリーのエキゾチックスキン使用禁止を強く推したのは、PETAの存在だ。

PETA USは、多くのファッションブランドが新型コロナウイルスの影響で売上が低迷する2020年、バーバリーやラルフローレン、アーバンアウトフィッターズ、ゲスなど20社近くの株式を購入。株主となって、これらのブランドに毛皮やエキゾチックスキンの使用廃止を働きかけてきた。

バーバリーの年次株主総会でも、エキゾチックスキンの禁止を強く訴えたという。PETAによる活動が始まっておよそ10年以上の月日が流れ、ついにエキゾチックスキンの禁止が決定した。そのためPETAでは、このニュースを「ビッグニュース」と大きく取り上げて紹介している。

現在、エキゾチックスキンの使用禁止を発表している高級ブランドには、シャネルがある。近年は毛皮製品を取り扱わない「ファーフリー」を発表しているブランドは増えてきているが、エキゾチックスキンの使用を廃止するブランドは少ない。

ファッション大国・イタリアで毛皮生産が禁止に ヨーロッパで16ヶ国目

関連記事

人々の間でアニマルウェルフェアへの意識が高まるなか、ファッション業界でファーフリーの動きが加速している。エキゾチックスキンの使用禁止は、それに次ぐムーブメントになると期待される。

PETAでは、ルイ・ヴィトン、フェンディなどの親会社であるLVMHをはじめ、高級ブランド大手のエルメス、グッチなどが、このエキゾチックスキン禁止を決断するよう、今後も働きかけていくという。

※掲載している情報は、2022年5月23日時点のものです。

    Read More

    Latest Articles

    ELEMINIST Recommends