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イギリスの高級ブランド、バーバリーがエキゾチックスキン(クロコダイル、ヘビ、トカゲなどの革)の使用を禁止した。国際動物愛護団体「PETA」の働きかけにこたえたものだ。同ブランドでは2018年に毛皮製品の段階的な廃止を発表しており、アニマルウェルフェア関連でこれに続く動きとなる。
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国際動物愛護団体「PETA」によると、イギリスの高級ブランド、バーバリーがエキゾチックスキンの使用を禁止した。
エキゾチックスキン(Exotic Skin)とは、クロコダイル、ヘビ、トカゲ、エイなどの素材。高級ブランドでは、バッグ、財布、ベルトなどに使われてきた。
しかし、エキゾチックスキンを採取するために、ワニやヘビなどの生物が劣悪な環境で飼育されたり、最後は激しい苦痛をともないながら殺処理されたりすることから、問題視されている。そこでPETAがバーバリーを含め、多くのファッションブランドにエキゾチックスキンや毛皮の禁止を訴えてきたのだ。
これを受けて、バーバリーでは2018年に、ウサギ、キツネ、ミンクなどの毛皮を使った製品を段階的に廃止することを発表。そして今回のエキゾチックスキンの禁止に至った。
今回のバーバリーのエキゾチックスキン使用禁止を強く推したのは、PETAの存在だ。
PETA USは、多くのファッションブランドが新型コロナウイルスの影響で売上が低迷する2020年、バーバリーやラルフローレン、アーバンアウトフィッターズ、ゲスなど20社近くの株式を購入。株主となって、これらのブランドに毛皮やエキゾチックスキンの使用廃止を働きかけてきた。
バーバリーの年次株主総会でも、エキゾチックスキンの禁止を強く訴えたという。PETAによる活動が始まっておよそ10年以上の月日が流れ、ついにエキゾチックスキンの禁止が決定した。そのためPETAでは、このニュースを「ビッグニュース」と大きく取り上げて紹介している。
現在、エキゾチックスキンの使用禁止を発表している高級ブランドには、シャネルがある。近年は毛皮製品を取り扱わない「ファーフリー」を発表しているブランドは増えてきているが、エキゾチックスキンの使用を廃止するブランドは少ない。
人々の間でアニマルウェルフェアへの意識が高まるなか、ファッション業界でファーフリーの動きが加速している。エキゾチックスキンの使用禁止は、それに次ぐムーブメントになると期待される。
PETAでは、ルイ・ヴィトン、フェンディなどの親会社であるLVMHをはじめ、高級ブランド大手のエルメス、グッチなどが、このエキゾチックスキン禁止を決断するよう、今後も働きかけていくという。
※参考
Burberry Bans Exotic Skins!|PETA
Burberry Bans Exotic Skins Following PETA Entities’ Campaigns!|PETA
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