Photo by SG Group
国内でさまざまなテーマのカクテルバーを運営するSG Groupが、新たにサステナブルなテーマを掲げた新店舗をオープンした。「æ(アッシュ)」という名前に込められたのは「灰まで使い切る」という意味。紙カップなどを一切使用しないことはもちろん、物流段階から廃棄物ゼロを目指す。
ELEMINIST Press
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国内外でカクテルバーを運営するSG Groupが5月30日“ごみゼロの日”、サステナブルなカフェ&バー「æ(アッシュ)」を渋谷・神南にオープンした。
The World’s 50 Best Barsで国内最高位を獲得したThe SG Clubをはじめ、運営するすべての店舗が異なるテーマを持つSG Groupの新店舗は、店名に「灰まで使い切る」という意味を込めた、廃棄ゼロを目指すサステナブルなカフェ&バーだ。
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紙カップなどの消耗品を一切使用しないことはもちろんのこと、物流の段階からメニューまで、見直した範囲は広い。カフェでもっとも多い廃棄物のコーヒーかすは、三浦半島の青木農園で堆肥化。収穫した野菜をメニューに取り入れて循環させるほか、かすそのものをカクテル材料としても活用。
店舗で破損したコーヒーカップや皿については、回収して肥料にする「BONEEARTH(ボナース)」と提携した。メニューやショップカードはQRコードに置き換えてペーパーレス化。スタッフユニフォームも環境に配慮し、和紙由来の繊維を用いたものでデザインし、最後には土に還るようにした。
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テイクアウト用のカップは、繰り返し使えるæオリジナルのものを用意。コーヒーハスク(コーヒーの外皮や殻)を原料のひとつとして製造されている。姉妹店で焼き上げるオリジナルカヌレには、コーヒー豆の生産時に捨てられてきた果実部分であるコーヒーチェリーを活用した。
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パートナーとして迎えられたのは、バリスタの石谷貴之氏。JAPAN BARISTA CHAMPIONSHIPで2017年と2019年に日本チャンピオンを獲得するなど、コーヒーシーンにおいて数々の実績を収めるバリスタだ。サステナブルでありつつ、世界トップレベルのコーヒーとコーヒーカクテルが楽しめる場所となっている。
提供するカクテルメニューは「Coffee Cocktails」と「Zero-Waste Classics」の2種。後者は、SG Group各バーのカクテルを仕込む際に出る副産物や一度抽出した素材を活用。抽出後のハーブやスパイス、果実など、いままで廃棄していた食材を別の角度から見直し、再び新鮮なフレーバーを引き出す役割を果たしている。
æ(アッシュ)
住所
〒150-0041 東京都渋谷区神南1-5-2川村ビル1F
営業時間
当面の間は火曜定休。
お問い合わせ先/æ(アッシュ)
https://www.instagram.com/ash_jinnan/
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