お花見にゼロウェイストの"おむすび弁当"　THE NUTS EXCHANGE とELEMINISTコラボ

"代々木公園のごみを減らしたい"から生まれたゼロウェイストな「おむすびセット」

代々木八幡駅から徒歩１分に位置するヴィーガンカフェ「THE NUTS EXCHANGE（ザ ナッツ エクスチェンジ）」とELEMINISTがコラボレーションした「期間限定おむすびセット（税込800円）」が３月23日から５月８日までの期間、数量限定（その日の食材の仕入れ量により）で登場する。

おむすびセットの中身は、塩むすび、赤紫蘇むすび、ヴィーガン唐揚げ、お漬物。赤紫蘇には有機栽培の赤紫蘇を使用し、唐揚げには大豆ミートと100％植物由来の代替肉「オムニミート」を使用。小麦不使用の醤油で味付けするなど、ヴィーガン、グルテンフリーにこだわる。

最大の特徴は竹皮の容器。今回のコラボレーションは、花見やゴールデンウィーク期間に代々木公園で出るごみの量を問題視したことからはじまる。日常的に代々木公園のごみ拾いを行うELEMINISTプロデューサーの深本南は「カラスがごみで遊び、細かくちぎれたビニール袋やプラスチックはとても拾いづらい。土に還る容器なら、その問題も解決できるのではないか」と考えた。

さらに「これからの花見シーズンは使い捨てのごみが大量に発生する。今年はゼロウェイストの花見を体験してもらいたい」と思い、日頃からゼロウェイストに取り組む同店に相談し、実現した。

天然の竹皮は土に還る。食べ終わった後に小さく折りたためるので、持ち帰り、自宅のコンポストやプランターに入れて処分が可能。もし公園のごみ箱から溢れ出てしまっても、土に還るのでプラスチック製容器より環境負荷が低い。

ゼロウェイストとヴィーガンにこだわる「THE NUTS EXCHANGE」

大沢伸一氏、鳥羽伸博氏、新羅慎二（若旦那）氏の３名が共同経営する同店は、オーガニック、ヴィーガン、グルテンフリー、ゼロウェイストに強いこだわりを持つ。

店名の通り、メインに扱うのはマガダミアナッツミルク。店内にある石臼で丁寧に轢かれ、ミルクはホットミルクやコーヒーに、残ったパルプ（搾かす）はクッキーやグラノーラに使用される。そのほかの生ごみは店内で乾燥させ、提携する農園で肥料や鶏のエサとして活用している。

店内のインテリアは廃材のみを使用し、食器やカトラリーもすべてリユース品を採用。店内でのドリンク提供はマグカップで行い、テイクアウト用の容器もすべてプラスチックフリーだ。

提供されるクッキーやタルト、スコーンなどの多様なメニューは、植物由来の素材のみを使ったヴィーガン、さらにグルテンフリーのものを使用。環境にも身体にも配慮した同店。気軽に立ち寄れるカフェとして、地域の憩いの場として機能している。

お問い合わせ先／THE NUTS EXCHANGE
https://www.instagram.com/the_nuts_exchange/