サステナブルシューズの「オールバーズ」が、アメリカで靴の下取りと中古品の販売を開始。リセール専用プラットフォーム「Allbirds ReRun(オールバーズ・リ・ラン)」を立ち上げた。
小原 ゆゆ (Yuyu Obara)
ライター / インターン
上智大学総合グローバル学部在学中。 エストニアへの渡航をきっかけに、ヨーロッパの持続可能なライフスタイルに関心を持つ。 趣味は旅行、おかし作り、映画鑑賞。
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サステナブルなシューズを提案する「Allbirds(オールバーズ)」が、中古品のオンライン販売を行うリコマース大手のTroveと提携。リセール専用プラットフォーム「Allbirds ReRun(オールバーズ・リ・ラン)」をアメリカで開始した。
不要になったオールバーズの靴を店舗に持っていくと、同店で使える20ドル分のクーポンと交換できる。下取りした中古の靴は、低価格(59ドル~)で販売される仕組みだ。この取り組みは、ロサンゼルス、シカゴ、ニューヨークの3店舗で開始し、今後全米で拡大していく予定。
Troveは、オールバーズのほか、パタゴニア、ルルレモンなどのブランドにも循環型ショッピングシステムを提供している。同社のアンディ・ルーベンCEOは、今回のオールバーズとの提携にあたり、次のように述べている。
「オールバーズは、靴の寿命を2倍にするという目標を掲げている。循環型ビジネスに向けて新たな一歩を踏み出したオールバーズのパートナーとして、ReRunが支援できることを誇りに思う」
オールバーズは、リサイクルしやすい天然素材を使ったサステナブルなシューズを提案するブランドとして知られる。さらに、2025年までに製品生産によるフットプリントを半減させ、2030年までにゼロにする目標を「フライトプラン」として宣言。サステナブルな取り組みに力を入れ、ファッション業界を牽引している。
今回の「ReRun」は、このフライトプランの一環だ。新品の販売だけでなく、下取りや中古品の取り扱いを開始し、靴の寿命を延ばすことを目指す。
欧米を中心とするファッション業界では、大手ブランドが中古品販売を始める事例が増えている。地球環境に配慮した中古品の売買が、今後ますます活発になっていくだろう。
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