廃棄素材を使ったジンやスイーツを提供　コーヒースタンド「The Ethical Spirits＆ Coffee」

「エシカル・スピリッツ＆コーヒー」１号店が大手町にオープン

廃棄素材を使用したクラフトジンの生産などを手がけるエシカル・スピリッツが、大手町にコーヒー＆ジンスタンド「The Ethical Spirits＆Coffe（エシカル・スピリッツ＆コーヒー）」をオープンした。コーヒーのほか、コーヒー豆の出し殻からつくるクラフトジンやコロナ禍で余った食材を利用したスイーツを提供する。

エシカル・スピリッツはこれまで、さまざまな廃棄素材や使用されていない素材を活用し、クラフトジンの生産や再生型蒸留所の運営を手がけてきた。新しくオープンした「エシカル・スピリッツ＆コーヒー」では、気軽に立ち寄れるコーヒースタンドという形態を通して、利用者に"エシカル"をより身近に感じてもらうことを目指す。

「LIGHT UP COFFEE（ライトアップコーヒー）」監修の元に提供するコーヒーは、時期によって豆の種類は異なるものの、"王道的な味わい"と"個性的な味わい"の常時２タイプを用意。ドリンクでの提供のほか、ボトルに詰めた豆の販売もおこなう。購入者は、次回ボトルを持ち込むと容器代が無料になる。なお、ドリンクのテイクアウトにはサトウキビを使ったエコカップ、バガスカップを使用。マイタンブラーの持参ももちろん可能だ。

店舗で出るコーヒーの出し殻を使ったジンも販売

通常は廃棄されてしまうコーヒーの出し殻は、その有効活用方法が未だ少ないことが課題のひとつ。同店では、エスプレッソ抽出時に出る出し殻を使ったクラフトジン、「COFFEE ETHIQUE（コーヒー・エティーク）」を販売する。店内にてトニックまたはソーダ割でも提供する。

ドリンク以外には、本来捨てられてしまう素材を使ったスイーツも販売。すだちの爽やかな酸味とピスタチオのコクが楽しめるパウンドケーキは、コロナ禍で大量に余ってしまった徳島県神山のすだちを使用。ほうじ茶クッキーは、コロナ禍により卸先が減少した京都和束町の茶園のほうじ茶を活用する。

そのほか、コーヒーかすを３Dプリントして造られた花瓶を設置したり、通常はグレードの低さから輸入されない「グレードBコーヒー豆」の有効活用を計画したりと、エシカルへの配慮が至るところになされた新店舗となっている。

お問い合わせ先／エシカル・スピリッツ株式会社
https://andspirits.com/