個性豊かな「クラフトコーラ」おすすめ4選 つくり方・アレンジも紹介

クラフトコーラとは

Photo by Pille R. Priske on Unsplash

いま注目されているクラフトコーラとは、小規模で手づくりされているこだわりのコーラのこと。ポッカ、成城石井、カルディなど人気店から、クラフトコーラのおすすめ4商品と、レシピ&つくり方、アレンジ方法を紹介。さらに、コーラの歴史やクラフトコーラブームのきっかけについても解説する。

ELEMINIST Editor

エレミニスト編集部

日本をはじめ、世界中から厳選された最新のサステナブルな情報をエレミニスト独自の目線からお届けします。エシカル&ミニマルな暮らしと消費、サステナブルな生き方をガイドします。

2021.12.13

クラフトコーラとは

クラフトコーラの作り方

Photo by Pille R. Priske on Unsplash

今話題になっている「クラフトコーラ」。クラフトとは「職人がつくった」「手づくりの」といった意味があり、「クラフトコーラ」とは手づくりで楽しんだり、原料にこだわってつくられるコーラのことをいう。

クラフトビールやクラフトジンなど、小規模で手づくりされるこだわりの飲料が年々増加しており、クラフトコーラもその一種だ。近年のブームで、クラフトコーラを販売するメーカーが増えてきている。

コーラは何からつくる?

クラフトコーラを紹介する上で、最初にチェックしておきたいのが、そもそもコーラとは何からできているのかということ。コーラの基本の原料は、数種類のスパイスと砂糖、レモン、水。これらだけで、簡単にコーラをつくることができるのだ。

コーラの歴史とクラフトコーラブームのきっかけ

アメリカの薬局で誕生

コーラが誕生したのは、1886年のことだ。アメリカ・ジョージア州の薬剤師、ジョン・S・ペンバートン博士がコーラをつくり、シロップと炭酸水を混ぜた。試飲した人々は真新しい飲み物にすっかり魅了され、薬局で販売されることになったという。

当時、ペンバートン博士のもとで経理係を務めていたフランク・M・ロビンソンが、この飲み物に「コカ・コーラ」と名付けた。そして、あるビジネスマンがコカ・コーラ事業の権利を約2,300ドル(約26万円)で買い取り、ザ コカ・コーラ カンパニーを設立。その後、コカ・コーラが世界中で人気を博す飲み物となったのだ。

ちなみにコカ・コーラのロゴは、ペンバートン博士のもとで販売されていたときにつけられたロゴが、現在もそのまま使われているそうだ。

クラフトコーラ人気のきっかけは伊良コーラ

そして近年、クラフトコーラ人気で、コーラへの注目が高まっている。このブームのきっかけは、東京・下落合発祥のクラフトコーラ専門店「伊良(いよし)コーラ」だと言われている。伊良コーラは、自社工房でコーラ職人の手で一つひとつ丁寧につくられている。

クラフトコーラなら自然派にもおすすめ

クラフトコーラはどこで売ってる?

Photo by Domagoj Horak on Unsplash

クラフトコーラは、使用する原料にこだわって丁寧につくられる。どんな材料が使われているのかわかれば、安心して飲むことができるだろう。しかも、自分で手づくりすれば、オーガニックや体にいい原料を選んで、より安心・安全な飲み物になる。つまり、クラフトコーラは、自然派にもおすすめのドリンクということだ。

クラフトコーラはどこで売ってる? おすすめ4選

クラフトコーラは、各種メーカーから販売されている。それぞれで原料や使用しているスパイスが異なり、味わいも個性豊かだ。ここではおすすめのクラフトコーラ4品を紹介する。飲み比べて、自分のお気に入りを見つけてみてはどうだろうか。

ポッカ「SPICEFACTORY ザ・クラフトコーラ」

老舗スパイスメーカー厳選のナツメグ・カルダモン・クローブ・シナモンなど世界各地から集めた10種類のスパイスと、仕上げに瀬戸内レモンピールエキスを使ったクラフトコーラだ。

成城石井「成城石井 クラフトコーラ」

ポイントに燻製酢を加えたほか、生姜やシナモン、クローブなど6種のスパイスと4種のフルーツ果汁をミックス。微炭酸なので、コーラの炭酸が苦手という人におすすめ。

カルディ「ドライクラフトコーラ」

カルディからはシロップタイプで登場。シロップと炭酸水を1:3で割れば、クラフトコーラができるほか、さまざまなアレンジも楽しめる。甘さ控えめな大人のコーラといった雰囲気だ。

ELEMINIST SHOP「カカオ生コーラ」

京都発のブランド『SIZEN TO OZEN(シゼントオゼン)』のカカオ生コーラは、カルダモンやナツメグなど9種類のスパイスに、シェフショコラティエールが厳選したコスタリカ産ファインカカオを調合。保存料・香料・着色料不使用で、ヴィーガン対応している。

クラフトコーラのつくり方

クラフトコーラのレシピ

Photo by Photo by muccinpurin

基本のクラフトコーラのつくり方を紹介しよう。

まずは、スパイスのシロップづくり。鍋に水、グラニュー糖、スライスしたレモン、つぶしたスパイスを入れて中火にかけ、グラニュー糖が完全に溶けて沸騰したら火を止める。この時点では透明なシロップが完成する。

一般的に知られるコーラのように、透明ではなく色をつけたい場合は、カラメルをつくろう。鍋に水、グラニュー糖を入れて中火にかけ、鍋をゆすりながら茶色くなるまで煮詰める。濃い茶色になったら一気に熱湯を加え、全体が均一になったらカラメルのできあがり。ここにスパイスのシロップを混ぜ合わせる。

冷蔵庫でひと晩以上寝かせると、スパイス感がより強まった味わいに。あとは、自分の好みの濃さで炭酸水で割れば、クラフトコーラの完成だ。

クラフトコーラのアレンジを楽しもう

クラフトコーラは、さまざまなアレンジを楽しむことができる。お気に入りの飲み方を探してみてはどうだろう。

チャイ風

原料に多くのスパイスが使用されているため、牛乳や豆乳で割ることで、簡単にチャイのような味わいになる。

コーラフロート

クラフトコーラの上にバニラアイスクリームをのせるだけ。子どものおやつやデザートとして楽しめる。

ホットコーラ

シロップをお湯で割ると、ホットコーラのできあがり。シナモンなど体を温めてくれる原料が入っているため、体の芯から温まって寒い季節にもぴったり。

ビール・ウィスキー割

ビールをジンジャーエールで割ったカクテル、シャンディガフ。ジンジャーエールの代わりに、クラフトコーラを使ってビールと合わせれば、スパイシーなシャンディガフ風に。ほかにもウィスキーと合わせて、クラフトコーラハイボールにするのもおすすめだ。

体にもやさしいクラフトコーラ

簡単に手づくりできるクラフトコーラ。使用するスパイスの組み合わせやアレンジによって、さまざまな味わいを楽しめることが、人気の理由のひとつかもしれない。市販のクラフトコーラを購入してもよし、手作りしてもよし。ぜひこの機会に、クラフトコーラを楽しんではいかがだろう。

※掲載している情報は、2021年12月13日時点のものです。

    Read More

    Latest Articles

    ELEMINIST Recommends