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いま注目されているクラフトコーラとは、小規模で手づくりされているこだわりのコーラのこと。ポッカ、成城石井、カルディなど人気店から、クラフトコーラのおすすめ4商品と、レシピ&つくり方、アレンジ方法を紹介。さらに、コーラの歴史やクラフトコーラブームのきっかけについても解説する。
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今話題になっている「クラフトコーラ」。クラフトとは「職人がつくった」「手づくりの」といった意味があり、「クラフトコーラ」とは手づくりで楽しんだり、原料にこだわってつくられるコーラのことをいう。
クラフトビールやクラフトジンなど、小規模で手づくりされるこだわりの飲料が年々増加しており、クラフトコーラもその一種だ。近年のブームで、クラフトコーラを販売するメーカーが増えてきている。
クラフトコーラを紹介する上で、最初にチェックしておきたいのが、そもそもコーラとは何からできているのかということ。コーラの基本の原料は、数種類のスパイスと砂糖、レモン、水。これらだけで、簡単にコーラをつくることができるのだ。
コーラが誕生したのは、1886年のことだ。アメリカ・ジョージア州の薬剤師、ジョン・S・ペンバートン博士がコーラをつくり、シロップと炭酸水を混ぜた。試飲した人々は真新しい飲み物にすっかり魅了され、薬局で販売されることになったという。
当時、ペンバートン博士のもとで経理係を務めていたフランク・M・ロビンソンが、この飲み物に「コカ・コーラ」と名付けた。そして、あるビジネスマンがコカ・コーラ事業の権利を約2,300ドル(約26万円)で買い取り、ザ コカ・コーラ カンパニーを設立。その後、コカ・コーラが世界中で人気を博す飲み物となったのだ。
ちなみにコカ・コーラのロゴは、ペンバートン博士のもとで販売されていたときにつけられたロゴが、現在もそのまま使われているそうだ。
そして近年、クラフトコーラ人気で、コーラへの注目が高まっている。このブームのきっかけは、東京・下落合発祥のクラフトコーラ専門店「伊良(いよし)コーラ」だと言われている。伊良コーラは、自社工房でコーラ職人の手で一つひとつ丁寧につくられている。
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クラフトコーラは、使用する原料にこだわって丁寧につくられる。どんな材料が使われているのかわかれば、安心して飲むことができるだろう。しかも、自分で手づくりすれば、オーガニックや体にいい原料を選んで、より安心・安全な飲み物になる。つまり、クラフトコーラは、自然派にもおすすめのドリンクということだ。
クラフトコーラは、各種メーカーから販売されている。それぞれで原料や使用しているスパイスが異なり、味わいも個性豊かだ。ここではおすすめのクラフトコーラ4品を紹介する。飲み比べて、自分のお気に入りを見つけてみてはどうだろうか。
老舗スパイスメーカー厳選のナツメグ・カルダモン・クローブ・シナモンなど世界各地から集めた10種類のスパイスと、仕上げに瀬戸内レモンピールエキスを使ったクラフトコーラだ。
ポイントに燻製酢を加えたほか、生姜やシナモン、クローブなど6種のスパイスと4種のフルーツ果汁をミックス。微炭酸なので、コーラの炭酸が苦手という人におすすめ。
カルディからはシロップタイプで登場。シロップと炭酸水を1:3で割れば、クラフトコーラができるほか、さまざまなアレンジも楽しめる。甘さ控えめな大人のコーラといった雰囲気だ。
京都発のブランド『SIZEN TO OZEN(シゼントオゼン)』のカカオ生コーラは、カルダモンやナツメグなど9種類のスパイスに、シェフショコラティエールが厳選したコスタリカ産ファインカカオを調合。保存料・香料・着色料不使用で、ヴィーガン対応している。
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基本のクラフトコーラのつくり方を紹介しよう。
まずは、スパイスのシロップづくり。鍋に水、グラニュー糖、スライスしたレモン、つぶしたスパイスを入れて中火にかけ、グラニュー糖が完全に溶けて沸騰したら火を止める。この時点では透明なシロップが完成する。
一般的に知られるコーラのように、透明ではなく色をつけたい場合は、カラメルをつくろう。鍋に水、グラニュー糖を入れて中火にかけ、鍋をゆすりながら茶色くなるまで煮詰める。濃い茶色になったら一気に熱湯を加え、全体が均一になったらカラメルのできあがり。ここにスパイスのシロップを混ぜ合わせる。
冷蔵庫でひと晩以上寝かせると、スパイス感がより強まった味わいに。あとは、自分の好みの濃さで炭酸水で割れば、クラフトコーラの完成だ。
クラフトコーラは、さまざまなアレンジを楽しむことができる。お気に入りの飲み方を探してみてはどうだろう。
原料に多くのスパイスが使用されているため、牛乳や豆乳で割ることで、簡単にチャイのような味わいになる。
クラフトコーラの上にバニラアイスクリームをのせるだけ。子どものおやつやデザートとして楽しめる。
シロップをお湯で割ると、ホットコーラのできあがり。シナモンなど体を温めてくれる原料が入っているため、体の芯から温まって寒い季節にもぴったり。
ビールをジンジャーエールで割ったカクテル、シャンディガフ。ジンジャーエールの代わりに、クラフトコーラを使ってビールと合わせれば、スパイシーなシャンディガフ風に。ほかにもウィスキーと合わせて、クラフトコーラハイボールにするのもおすすめだ。
簡単に手づくりできるクラフトコーラ。使用するスパイスの組み合わせやアレンジによって、さまざまな味わいを楽しめることが、人気の理由のひとつかもしれない。市販のクラフトコーラを購入してもよし、手作りしてもよし。ぜひこの機会に、クラフトコーラを楽しんではいかがだろう。
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