柴咲コウさんが代表を務める「レトロワグラース」とELEMINISTのコラボ企画が始動。記事と動画の両面から柴咲さんの環境に寄り添う暮らしを伝える連動企画だ。第三弾のテーマは、「菌ちゃん先生」こと吉田俊道さんが教えてくれた畑づくりのヒントをピックアップする。
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北海道で本格的な有機野菜づくりに挑戦中の女優・柴咲コウさん。自身が代表を務めるレトロワグラースとELEMINISTのコラボ企画の第二弾では、「菌ちゃん先生」の愛称で親しまれている有機農家・吉田俊道さんに、元気な野菜が育つ土づくりの基本を教わった模様をお届けした。
第三弾となる今回のテーマは、吉田さんが教えてくれた畑づくりのヒント。これから家庭菜園やベランダ菜園に挑戦しようと思っている人必見の内容だ。レトロワグラースのYouTubeチャンネル「レトロワグラースch.」の7月28日配信回の予習としてもぜひチェックしてみてほしい。
柴咲さん:自宅で家庭菜園をしていても、弱ったり虫まみれになってしまう子がいました。吉田さんにうかがったら「そりゃ、土が腐ってるんだろう」とのこと。
プランター栽培なので肥料をやったり、あれこれと過保護に育てた結果、土に元気がなくなって、菌がいい状態ではなくなったのだと思います。腐敗と発酵は、大きな違いですね。菌ちゃん農法で、プランター栽培もいま一度挑戦してみます!
柴咲さん:虫たちの仕事と自分の想いや考えが、一致していることに気づかされました。ジビエ(獣肉)をいただくという発想も、自然の循環の過程で、分解されて土に還る前に、その命をおすそ分けしていただけるなら、こんなにありがたいことはないなと思います。
安定的に供給するための畜産が、我々の住む地球にどれだけの負荷をかけ生態系を大きく脅かしているのかということに、もっと社会全体が気づいて、さまざまな議論をするべきだと深く思います。
柴咲さん:なにかを排除することで、その弊害や帳尻合わせが必ずどこかで起こると考えると、何が合理的なのか。人間社会も効率や利益率に重きを置き、分業化することが当たり前になっているところもあるかと思います。
果たして、それが真に合理的なことなのか効率のいいことなのか。長期的な視点が必要だと、畑仕事を通じて改めて考えさせられました。
生ごみを使った堆肥づくりの方法を伝えた「レトロワグラースch.」の動画でも、柴咲さんも初めて聞いたという新たな学びがいくつも飛び出した。
「髪の毛も菌ちゃん(微生物)の栄養になる」「生ごみを腐りにくくさせるために乳酸菌を混ぜる」「生ごみを漬物にして畑にまく」など、どんな味の野菜に育つのかと期待が膨らむ内容となっている。
家庭の生ごみを用いた吉田さん流の堆肥づくりは、自然の生態系や日々の暮らしを見直すきっかけとなるはずだ。あなたも有機野菜の種やアップサイクル軍手などを使って、地球にやさしい有機農業に挑戦してみては?
構成・文/ELEMNIST編集部、撮影/レトロワグラース
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