国際環境NGO「サーフライダー・ファウンデーション・ジャパン」の石川拳大事務局長が、2022年春に公開予定のドキュメンタリー映画『OCEANTREE~The Journey of Essence~』の制作を発表をした。木製サーフボードの製作を通して、サステナブルな暮らしを伝える。
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国際環境NGO「サーフライダー・ファウンデーション・ジャパン」の事務局長石川拳大氏が、2022年春に一般公開予定のドキュメンタリー映画『OCEANTREE~The Journey of Essence~』第2弾を制作することを発表した。
第1弾を発表した2017年から4年ぶりとなる本作では、「アライア(木製サーフボード)」を題材に、日本人が大切にしてきた「地産地消の文化とサステナブルな暮らし」を国内と世界に向けて発信する狙いだ。
「堤淺吉漆店」4代目となる堤卓也氏とともに、京都市京北地域の山で採れた杉の木で「漆アライア」を制作。漆アライアを使って、京都北部に位置する日本海の波に乗ることで、「山・里・川・海」の大きな循環とつながりを表現しているという。
本作は、当時大学4年生の石川氏と同作カメラマンの八神鷹也氏が、2017年に立ち上げた「OCEANTREEプロジェクト」の一環として製作される。
伝統工芸である漆や、古代ハワイで使われていたアライアをテーマにした理由は、長い歴史に秘められた「シンプルな物にある奥深さと喜び」や「サステナブルな暮らし方へのヒント」を感じたからだという。
さらに、環境問題を語る際に「山の問題」「海の問題」と個別のテーマとして扱われてしまいがちな現状に対しても、警鐘を鳴らす。地球規模の循環をアライアとともに映像として可視化することで、自然環境の保全を訴える狙いだ。
お問い合わせ先/国際環境NGOサーフライダー・ファウンデーション・ジャパン
https://surfrider.jp/
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