百貨店はコスメで時代の風を読む SDGs普及に向けた大丸・松坂屋の次なる一手

大丸松坂屋百貨店は、商品を「提供する立場」として社会貢献できるサステナブルアクションを模索し、次々とチャレンジし続けている。2021年夏に向けて注力するのは「コスメ」。大丸・松坂屋が扱うコスメブランドを自社メディアを通して、SDGs目線で消費者へ発信する。

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エレミニスト編集部

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2021.06.04
Promotion: 大丸松坂屋百貨店

大丸・松坂屋、「Think GREEN」と同時に進めるアクションはコスメ

2030年までの達成を目指すSDGs(持続可能な開発目標)は、残り10年を切った危機感に煽られながら、消費者の行動や企業活動への浸透を加速させ始めた。

消費者の間にはエシカル消費の意識が広がり、つくり手は商品やサービスにサステナブルな要素を取り入れている。そうしたなかで消費者とつくり手をつなぐ存在である「百貨店」もまた、小売業にしかできない責任の果たし方を追求している。

大丸・松坂屋は「Think GREEN」をキーワードに掲げ、暮らしに取り入れられるエコアクションの提案や、不要となった衣料品の回収活動などを2016年という早い時期から進めてきた。

そこには「当たり前のようにある自然、環境、地球のことを、お客さまと一緒に考え行動したい」という想いが込められている。

「Think GREEN」の活動と同時に、今シーズンはSDGsに取り組むコスメブランドに注目し、情報発信を強化していく。

エシカルコスメをWebメディア「Beauty Up」で発信

百貨店が取り扱う商品は衣食住の多岐にわたる。なかでも消費者とのタッチポイントとして大きな役割を担うのが「コスメ」だ。

ドラッグストアや通販など、コスメを手に入れられる場所は増えたとはいえ、デパートや百貨店で販売される「デパコス(デパートコスメの略)」は、いつの時代も女性たちの憧れであり、コスメフロアは百貨店の象徴とも言える。

大丸・松坂屋では、オウンドメディア「Beauty Up(ビューティアップ)」を通して、季節に合わせたコスメ情報を発信してきた。

冒頭で述べたように、消費者が求める商品情報は近年変わりつつある。商品そのもののクオリティだけでなく、付加価値を重んじる傾向が強まるなかで、社会的価値を求める消費者も増えてきた。大丸・松坂屋は消費者の選択の幅を広げる提案のひとつとして、SDGsを軸とした新たな切り口での商品紹介を試みようとしている。

5月25日に公開されたBeauty Upの特集テーマは「私たちにできること。コスメ選びもSDGsの時代です!」。サステナブル・エシカルな取り組みを行うコスメブランド7社を、大丸・松坂屋が取り扱うブランドのなかから厳選し紹介している。

「資生堂」「ロレアル」「ポーラ」 大手ブランドの多様な取り組み

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(写真左から)B.A ローション(120mL)税込22,000円/ポーラ、B.A クリーム(30g)税込35,200円/同、ムースネトワイアントA(125g)税込5,500円/クレ・ド・ポー ボーテ

特集で紹介されているブランドをいくつか紹介したい。

「資生堂」は環境問題、社会問題、文化発展に寄与することをミッションとしている。肌サイエンス研究から生まれたブランド「クレ・ド・ポー ボーテ」は、従来品に比べてすすぎ水を約35%削減することを可能にした。また女性の教育推進のための活動にも取り組んでいる。

20以上のブランドを日本で展開する「日本ロレアル」は、SDGsの17のゴールのうち、特に日本の達成度が低い「気候変動対策」や「ゴミ削減」にフォーカスしている。展開するブランドのひとつ「キールズ」では、全店舗に空き容器回収ボックスを設置し、リサイクル素材として再利用。「シュウ ウエムラ」では環境に配慮したパッケージを採用している。

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(写真左から)アルティム8∞ スブリム ビューティ クレンジング オイル(150mL)税込5,060円/シュウ ウエムラ、ハーバル トナー CL アルコールフリー(250mL)税込4,400円/キールズ

まもなく創業93年を迎える老舗ブランド「ポーラ」は、2万円以上のハイプレステージ製品にリフィルを用意している。この取り組みは1985年から続いている施策だ。さらに原料にもこだわり、使用する香料はフェアトレード原料から抽出している。

ブランドの活動を代弁 消費者との架け橋になるのが百貨店の役割

「コスメはじめ、当社で扱う全てのカテゴリーで、エシカル、サステナブルな取り組みに力を入れるブランドは着実に増えています」と話すのは、大丸松坂屋百貨店本社営業企画部部長の永井滋さん。

「これまでのブランドの活動は企業姿勢の発信などが主でしたが、最近は商品開発やサプライチェーンにまで持続可能な取り組みが落ちてきています。また空き容器の回収からリサイクルといった購入後のアクションにまで、力を入れるところも出てきていますね。

活発化しているブランドのサステナブルアクションを代弁して、お客さまに伝える。そして、消費者とつくり手をつなぐことが百貨店の役割だと認識しています。商品を選ぼうとするお客さまに、目には見えない環境価値を伝えて、そっと背中を押すことが私たちにできることだと思っています。

今回はプロモーションと連動しコスメに注力していますが、実はフードフロアでも実証実験を始めようとしています。食の廃棄問題は当社の重要課題であり、お取引先さまの活動や取り組みとの協業を強化しています。お客さまにもご協力いただき、環境負荷を減らしながらより良い暮らしのためにどうすればいいのか。日々店舗と連携しながら検証をしています。

百貨店として“メッセージを発信する”取り組みは、今回のコスメを皮切りに多方面に広げていきたいと思っています」(永井さん)

空き容器回収キャンペーン「コスメdeエコフ」、6月スタート

2016年から始まった、不要な衣料品を回収する取り組み「ECOFF(エコフ)」において、回収品目の拡大へのトライアルとして、6月から「コスメ de エコフ」というキャンペーンをスタートさせる。

全国8店舗の大丸・松坂屋の店頭で、プラスチック製の空き化粧品容器を回収。持ち込み1点につき(最大1人5点)「ショッピングサポートチケット1,000円分(500円×2枚)」を進呈する。

利用しないショッピングチケットは、各店設置のチケットポストに投函することで、WWFジャパンをはじめとする環境活動団体への寄付に充てることができる。

次回お届けするのは、「コスメ de エコフ」の活動について永井さんに詳しくお伺いしたインタビュー。6月9日公開予定だ。


<商品詳細>
・ポーラ
B.A ローション(120mL)税込22,000円、同 リフィル(120mL)税込20,900円、同 ハーフサイズ(60mL)税込12,100円
https://www.daimaru-matsuzakaya.jp/ITEM/82027925

B.A クリーム(30g)税込35,200円、同 リフィル(30g)税込33,000円
https://www.daimaru-matsuzakaya.jp/ITEM/82028199

・クレ・ド・ポー ボーテ
ムースネトワイアントA(125g)税込5,500円
https://www.daimaru-matsuzakaya.jp/ITEM/82029860

・シュウ ウエムラ
アルティム8∞ スブリム ビューティ クレンジング オイル(150mL)税込5,060円、(450mL)税込12,650円
https://www.daimaru-matsuzakaya.jp/ITEM/82030756

・キールズ
ハーバル トナー CL アルコールフリー(250mL)税込4,400円、(500mL)税込7,480円
https://www.daimaru-matsuzakaya.jp/ITEM/8201734601

※掲載している情報は、2021年6月4日時点のものです。

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