スキルや専門知識を生かすボランティア「プロボノ」 5つの具体例や活動の始め方とは

オフィスで会議をおこなう人たち

「プロボノ」とは、資金や人材が不足している企業や団体を支援するために、職業上のスキルや知識を生かしておこなうボランティア活動のこと。自分の専門分野であることから、参加へのハードルが低いほか、より効果的な社会貢献ができるのが特徴だ。

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2021.05.24

スキルや専門知識を生かす社会貢献活動「プロボノ」とは?

オフィスで会議をおこなう人たち

Photo by Brooke Cagle on Unsplash

プロボノとは、ラテン語の「pro bono publice(公共善のために)」の略語で、職業上の専門知識やスキル・経験を生かしておこなう社会貢献活動のこと。

本来はアメリカやイギリスの法律関連職の人々が、無報酬でおこなう公益事業のことを指していた。しかし現在は弁護士のみならず、IT・経理・広報・デザインといった、さまざまな職種の人々がプロボノ活動に取り組んでいる。

このような流れを受けて、日本でもプロボノに対する注目が集まっている。プロボノ活動をおこなうことで、個人のスキルアップやモチベーションの向上にもつながるため、一部の企業では、社員のプロボノ活動への参加を積極的に促す取り組みも進められている。

プロボノとボランティアの違い

プロボノとボランティアは、どちらも報酬ゼロで他人を支援するという意味では共通している。ボランティアは、専門知識やスキルが特に必要ないためハードルが低く、学生などでも参加しやすいのが特徴だ。

一方でプロボノは、自分の仕事のスキルや経験を生かして個人や団体をサポートするため、より専門性の高いボランティア活動と言えるだろう。また、場合によっては謝礼金などが発生する場合もある。

プロボノ活動におけるメリット

プロボノ活動をすることで、以下のようなさまざまなメリットが得られる。

・資金や人材の足りていない企業や団体を支援することで社会貢献ができる
・社外での経験を積むことでスキルアップにつながる
・多様な職種の人脈やネットワークが広がる
・職場以外の同業者との間で知識をシェアできる
・自分の専門分野であることから、参加のハードルが低く継続しやすい
・定年後のやりがい・生きがいにつながる

プロボノ活動の具体例

法律に関する相談

弁護士業界で活躍している人は、弁護士会や都道府県、市町村などが主催している無料法律相談会に参加することで、プロボノ活動ができる。法律に関する質問をしたい人や、犯罪や事故に巻き込まれて困っている人の相談に乗ることで社会貢献ができる。

資金繰りのアドバイス

資金や人材の足りていないスタートアップ企業やNPO団体などでは、効率的な資金調達が必要となる。金融業界で活躍している人は、お金に関する知見を生かして財務面・運営面に関するアドバイザーとして貢献できる。

広報や宣伝活動のサポート

クリエイティブ業界で活躍している人は、企業や団体の広報や宣伝活動にも貢献できる。グラフィックデザイナーやコピーライター、編集者、カメラマンとしての経験がある人は、パンフレットやチラシ、営業資料の制作といったプロボノ活動に携わることができるだろう。

※掲載している情報は、2021年5月24日時点のものです。

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