給水スポットも25万ヶ所に拡大 持ち歩きに最適化したエコボトル「Closca Bottle」

Closcaが販売する「Closca Bottle」は、ユーザーと環境にどこまでも寄り添ったエコボトルだ。持ち歩きの不便さを解消する機能性を有し、給水スポットも拡充中。クラウドファンディングで1,300人以上から応援を募った実績を持つ、同製品の魅力に迫る。

染谷優衣

フリーランスライター

YouTubeのThrift Filp動画をきっかけにサステナブルに興味を持つ。最近は洋服のリメイクを勉強中。リサイクルショップで掘り出し物の古着を見つけるのが好き。

2021.04.14

エコボトルの課題を改善した「Closca Bottle」

「Closca Bottle」をシリコンフリップでリュックにつける男性

スペインとフロリダを拠点とするスタートアップ「Closca(クロスカ)」。同社が販売する「Closca Bottle(クロスカ ボトル)」は、ユーザーと環境にどこまでも寄り添ったエコボトルだ。

もっとも強固なガラスの一つであるホウケイ酸ガラスを本体の素材に使用し、人体に有害なプラスチック成分「BPA」を含まないため、安心して繰り返し使える。

エコボトルには珍しく、飲み口とボトルの底に開閉可能なデュアルオープニングを採用しているのも特徴だ。底に装着する専用フィルターをつければ、お茶やコーヒーの持ち運びができる。洗浄が難しいボトルの底を簡単に洗えるところもうれしい。

カートの横に装着された「Closca Bottle」

カバンや自転車に取り付け可能なシリコンフリップ付きもありがたい。万が一カバンにスペースがなくても、手を塞がず持ち運び可能だ。

「Closca」では、周辺の給水所を検索できる専用アプリもリリースしている。現在、世界中で25万カ所以上のスポットが登録がされており、「給水ポイントがみつからず、結局コンビニへ」なんてこともなくなるだろう。

かゆいところに手が届く利便性を追求

ものに巻きつけることができるシリコンフリップ

エコボトルを持ち歩きにはいくつか不便がある。例えば、繰り返し利用できるような耐久性が高いアイテムは、ボトルの素材にボリュームが出てしまう。するとカバンに収納しづらくなり、重量も増える。コンビニや自販機と違い、給水ポイントをすぐに見つけることも困難だ。

「Closca」は、そんな利用者が抱く面倒を理解して、プロダクトに反映している。実際に、正式ローンチ前に実施したクラウドファンディングでは、1,300人以上からサポートを受けた。やはり、その需要はたしかなものといえるだろう。

使い捨てペットボトルの便利さには劣るかもしれない。しかし「Closca」のボトルを使えば、忙しい現代人でも快適にサステナブルライフを送れそうだ。

※掲載している情報は、2021年4月14日時点のものです。

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