エイプリルフールに贈る不都合な真実 気候変動にまつわる「10個の嘘みたいな本当の話」

崩れかけた氷を渡るホッキョクグマ

今日4月1日は、年に一度だけ嘘が許される日「エイプリルフール」。今年もユニークな嘘のネタ合戦が国内外で繰り広げられているが、事実は“創作”より奇なり。世の中には一見すると嘘に思える事実が数多く存在する。そこで、気候変動にまつわる「嘘みたいな本当の話」を10個ピックアップしてみた。

2021.04.01

1. 2025年、インドネシアの首都・ジャカルタが海に沈む

高層ビル群が立ち並ぶジャカルタの夜景

Photo by Bagus Ghufron on Unsplash

インドネシアの首都・ジャカルタは、海面上昇と地盤沈下によって水没の危機に陥っている。世界一早く海に沈む都市とも言われており、世界銀行の調査によると2025年12月6日、土地を飲み込むのに十分な海面上昇が発生すると予測している。インドネシア政府は、首都をジャカルタからジャワ島外に移すそうと計画しているという。

2. 2022〜33年の間に、キリマンジャロの氷河が消滅する

そびえたつキリマンジャロの氷河

Photo by Hu Chen on Unsplash

アフリカ大陸の最高峰であるキリマンジャロの氷河が、早ければ2022年、遅くとも2033年には消滅すると、アメリカのオハイオ州立大学の研究者が予測。周辺地域の水資源への影響が懸念されている。

3. 2030年以降、日本近海の熱帯・亜熱帯のサンゴ礁が消滅する

南洋諸島のサンゴ礁の群生地帯

Photo by Yanguang Lan on Unsplash

環境省によると、海水温の上昇と海水酸性化によって2030年以降、熱帯・亜熱帯のサンゴ礁が日本近海から消滅すると予測している。ハワイ大学マノア校の研究チームは、世界のサンゴ礁のおよそ70~90%が同様の理由で20年以内に消滅すると推測。2100年までにほぼ絶滅する可能性があるという。

4. 2030年、世界人口の半数が水不足に陥る

干ばつによってひからびた大地

Photo by Grant Durr on Unsplash

2030年に世界の水使用量が6兆9千億立方メートルとなり、利用可能量4兆2千億立方メートルに対して水不足が世界で深刻化す。専門家からなる「2030水資源グループ」は、世界人口の47%分の水が不足すると予測している。

5. 2037年、北極の海氷が夏の間ほぼ消滅する

溶けかけている北極の海氷

Photo by Annie Spratt on Unsplash

米海洋大気局(NOAA)とワシントン大の研究チームは、夏の北極の海氷は2037年までにほぼ完全に消滅すると予測。学術誌「Nature Climate Change」に昨年掲載された研究では、2035年までに完全に失われる可能性が高いとしている。

6. 2040年、陸上のCO2吸収量が半減し放出がはじまる

川に沿って生えている木々

Photo by Luca Bravo on Unsplash

アメリカの科学誌「Science Advances」に掲載された論文によると、2040年には陸上生態系のCO2吸収量が半減するとしている。21世紀末には、地球上に存在する植物の半分が大気中にCO2を排出しはじめるという。

※掲載している情報は、2021年4月1日時点のものです。

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