老舗漆器専門店「田谷漆器店」レンタルサービス開始 輪島塗の魅力を体験できるチャンス

株式会社田谷漆器店は、新型コロナウイルスの影響により外出自粛が続くなか、自宅で気軽に楽しめる「輪島塗」のレンタルサービスを4月より開始した。実際に使ってみる機会の少ない伝統工芸品に触れてもらい、良さを体感してもらう狙いだ。

ELEMINIST Press

最新ニュース配信(毎日更新)

サステナブルに関わる国内外のニュース、ブランド紹介、イベントや製品発売などの最新情報をお届けします。

2020.05.27
SOCIETY
学び

エシカルインフルエンサーとは? マーケティング起用のメリットや取り組みを解説

「田谷漆器店」が伝統工芸を身近に感じてもらうために始めた「輪島塗」のレンタルサービス

輪島塗のある食卓

新型コロナウイルスの影響で外出自粛による「おうち時間」が増えている昨今。自宅で「食」を楽しむ姿がSNSなどでみられるようになってきている。そんな状況下で塗師屋として「おうち時間の食卓をもっと楽しみたい」人に向けたサービスはないかと考え、輪島塗レンタルサービスを始めたのが田谷漆器店だ。

輪島塗は「高級で、取り扱いが難しい」というイメージを持たれがちだが、いくつかの基本を守れば普通の食器と変わりなく使える。輪島塗の良さを実際に使ってみることで感じてもらおうというのが狙いだ。

サービス期間は、4月18日から緊急事態宣言が続く間としていたが、まだ現状は積極的な外出を控えるべき状態のため、継続する運びとなった。往復送料、破損の場合の補償料込みの2週間レンタルで10,000円。蔵に眠るクラッシックデザインの輪島塗10点が届く。何が届くかわからない福袋形式なのも楽しい。

創業200年の老舗が狙う、伝統文化の継承

輪島塗の製造

田谷漆器店は、石川県で創業200年を誇る老舗漆器専門店。江戸時代より、寺社仏閣、料亭や旅館などで使われる漆器の制作・販売・修理を手がけてきた。

その歴史と確かな技術を見込まれ、現在では国宝や重要文化財の修復分野においても活動の幅を広げている。しかし、輪島塗の発祥地輪島市の人口は年々減少の一途をたどり、同じくして輪島塗の生産額も現在ではピーク時の80%以上が減少している。

田谷漆器店

なかなか触れる機会の少ない伝統工芸に触れてもらう機会にしてもらいたいというコンセプトのレンタルサービス開始について、田谷漆器店10代目の田谷昂大氏は、こうメッセージを発信している。

「外出自粛の状況が続くなか『おうち時間』で楽しめることは何だろう? と考えたとき、塗師屋である我々ができることは『器』で日本を明るくする、ということでした。

私は輪島塗の持つ『豊かさ』『華やかさ』は、食卓を明るくしてくれるパワーがあると信じています。そのパワーや輪島塗の使い心地は、実際に使ってみないとわからないことがほとんどです。お客様に輪島塗の魅力に気づいていただけるよい機会になれば嬉しく思います」(一部抜粋)

レンタルサービス申し込みについて
https://note.com/tayashikkiten/n/n0ad9f8f6631b

問い合わせ先/田谷漆器店

https://www.wajimanuri.co.jp/

※掲載している情報は、2020年5月27日時点のものです。

    Latest Articles

    ELEMINIST Recommends