アーティストの上村洋一氏とキュレーター/アーティストの黒沢聖覇氏による展覧会「冷たき熱帯、熱き流氷」が「トーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)本郷」にて、2月7日まで開催中だ。本展では流氷と熱帯雨林による対比を用いて、環境に対する新たな視点が示されている。
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上村洋一+黒沢聖覇《Thermo-cruising》 2020 ©Yoichi Kamimura + Seiha Kurosawa
北海道・オホーツク海における流氷の調査および作品制作を行うアーティストの上村洋一氏、ブラジル・アマゾン地域の自然環境や文化を調査したキュレーター/アーティストの黒沢聖覇氏による展覧会「冷たき熱帯、熱き流氷」が「トーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)本郷」にて、2月7日まで開催している。
この展覧会は、TOKASの企画公募プログラム「OPEN SITE 5」展示部門の一環として開催されているものだ。
北海道の流氷とアマゾンにおける熱帯雨林という、惑星規模の環境変化である気候変動や、生態系バランスの崩壊などの影響を受ける極地を対比させることで、新しい環境観を志向している。
Photo by TAKAHASHI Kenji Photo courtesy of Tokyo Arts and Space
上村洋一+黒沢聖覇 「OPEN SITE 5『冷たき熱帯、熱き流氷』」(TOKAS本郷、2021)展示風景
Photo by TAKAHASHI Kenji Photo courtesy of Tokyo Arts and Space
上村洋一+黒沢聖覇 「OPEN SITE 5『冷たき熱帯、熱き流氷』」(TOKAS本郷、2021)展示風景
Photo by TAKAHASHI Kenji Photo courtesy of Tokyo Arts and Space
上村洋一+黒沢聖覇 「OPEN SITE 5『冷たき熱帯、熱き流氷』」(TOKAS本郷、2021)展示風景
フィールドワークを通して制作されたサウンドインスタレーションや、“流氷”と“熱帯”のグラデーションを描いたイラストレーション、ブラックライトで照らすことで立ち現れるテキストなどの作品群には、環境やエコロジーといったテーマへの新たな視点のヒントが散りばめられている。
また、本展の共同キュレーターである高木遊氏が理事を務める東京都台東区池之端の「The 5th Floor(ザ・フィフス・フロア)」では、共同展となる「次元の衝突点 : 35°42'59.0” - N 139°46'07.4”E - 36.0892”AA Ft.」も開催中だ。
同展には、上村洋一氏と黒沢聖覇氏も作品を出展している。
上村洋一+黒沢聖覇 「冷たき熱帯、熱き流氷」
詳細
北海道オホーツク海における流氷の調査及び作品制作を行ってきたアーティストの上村洋一氏と、ブラジルのアマゾン地域を調査したキュレーターの黒沢聖覇氏の二名による、新しい環境観を志向する共同制作プロジェクト。
会場
トーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)本郷
住所
〒113-0033 東京都文京区本郷2-4-16
開催日時
2021年1月9日 11:00 〜 2021年2月7日 19:00
開催予定状況
予定通り開催
主催者
公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館 トーキョーアーツアンドスペース
休館日:1月12日、1月18日、1月25日、2月1日
お問い合わせ先/トーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)
https://www.tokyoartsandspace.jp/
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