7月1日からレジ袋有料化がスタートしました。毎日の生活に不可欠となったエコバッグは、その日のファッションに合わせてチョイスするのがスタンダードな時代がやってきた。ELEMINIST編集長がおすすめのエコバッグをご紹介。あなたのお気に入りはどれ?
深本 南
ELEMINIST編集長
大学在学中の2002年、環境団体を共同設立。音楽フェスティバルや環境対策を中心に活動を行う。ビジネスを通した社会貢献を目指し、2004年にファッション業界に転身。ラグジュアリーブランドを…
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深本:「LUDLOW展示会で出会ったサステナブル素材のメッセージトート。大好きなブランドがエシカルな取り組みを始めることほど嬉しいことはありません、今から届くのが楽しみです」
人気バッグブランド「LUDLOW(ラドロー)」定番シリーズのメッセージトートがサステナブル素材で登場。素材は100%リサイクルポリエステルのマイクロフリースを使用している。
軽量かつ底のマチが広いのが特徴で、買い物バッグとしての機能性も優秀。雑誌や本、PCも入るサイズなのでサブバッグとしても利用できる。メッセージはカラーごとに異なるので、自分好みを見つけてみて。16,500円/LUDLOW
深本:「まさにスーパーマーケットにぴったりのエコバッグNo.1。撥水性があるので汚れにくく洗うこともできる。専用ポケットに収納すると地球がスマイルを浮かべるという可愛さ!友人への誕生日ギフトは当分このエコバッグをプレゼントするつもりです」
ネイティブアメリカンで“地球とともに”という意味を持つ「MYLAN(マイラン)」。MYLANのサステナブルな新プロジェクトとして2019年に誕生したのが、「MYLAN THE EARTH」だ。
ブランド初のエコバッグは、ペットボトルのリサイクル生地を使用。カラフルな配色がハッピーな気分にさせてくれるMYLANらしいデザインだ。コンパクトに折りたたむと、地球を連想させる丸形になるのがなんとも愛らしい。
軽量なので持ち運びも便利、水に濡れても乾く撥水性の高さなど機能面も充分。しかも売り上げの一部は寄付されるという、心も豊かになるシステムだ。 6,820円/MYLAN
深本:「Merci全シリーズ同じ色を購入。ミニバッグはボトル系、ポーチはスーパー買い物必需品のスタッシャーとプロデュースバッグを収納。これさえあれば買い物先でビニール袋や緩衝材は断れます」
シンプルながら鮮やかなカラーが心踊らせる、「Merci」のオーガニックコットンバッグ。Merciといえば、パリの“今”が詰まっている最先端のセレクトショップ。パリに行けば必ず訪れる場所のひとつだろう。
なかでもエコバッグは海外土産として長い間人気を誇っている。「当分の間、渡航は難しいから買えないよ……」と諦めていた方、海外通販もできるのでご安心を(輸送にかかるCO2を気にする方は、あまりおすすめしない)。 こちらも売り上げの一部は寄付される。 Tote bag 3,861円 Mini tote bag 2,094円 Pouch 2,427円/Merci *2020年4月9日時点の為替
深本:「WWF新規会員でもらえるエコバッグ、絶滅危惧種の動物の絵柄3種から選ぶことができます」
「WWF」とは、約100カ国で活動している世界最大規模の環境保全団体のこと。詳しくは知らなくとも、「パンダのロゴマークは見たことがある」という方も多いのでは。今なら新規入会者限定で、作家マリー・アセナさんのイラストが描かれたオリジナルコットンバッグがもらえるキャンペーンを実施中。
WWFの公式サイトをのぞくと、「守りたい、という思いを持ち歩きませんか。」という心響くキャッチコピー。これを読んで、持たないわけがない。動物好きの方はとくにおすすめ。なくなり次第終了してしまうので、早めのチェックを。
深本:「(左)Anya Hindmarchと天然素材のマルシェバッグ、(右)Patagoniaのトートは、父から譲り受けたものや、旅先で出会ったものなど思い出が詰まっています」
エコバッグのパイオニア的な存在である古株たちもチェックしておきたい。写真左上は、編集長がサステナブルな時代が来るまで寝かせておいたという、2007年に空前の大ヒットを生んだ「Anya Hindmarch(アニヤ・ハインドマーチ)」のコットンバッグ。ハリウッド女優がいち早く持ったことで話題が沸騰し、当時のセレブリティたちを熱狂させた。
その下のカゴバッグは、いずれもBabagurhi(ババグーリ)やヴィンテージショップで買い物したもの。土に還る天然素材という、エシカルとして最も理想的なエコバッグたちだ。
最後は「Patagonia(パタゴニア)」〈写真右〉のコットン製のキャンバスバッグ。さすがはアウトドアブランド、長持ちする丈夫さは秀逸だ。地域ごとのオリジナルもあるので、旅先や古着屋さんで見つけるのもおすすめ。
深本:「(左)急な雨が降ったら雨カバーとしてバッグに巻いたり、(右)友人のお宅に招かれる日はワインボトルを藍染めスカーフで包みます。藍は保温性があるので理にかなっていますね」
よりオリジナリティを求めるあなたにはコチラ。お気に入りのプリントスカーフをエコバッグに変身させてしまう、という方法だ。「正直なところ、毎日エコバッグを持ち運ぶのは大変だ」という方はぜひお試しいただきたい。
例えば、HERMESの大判シルクスカーフをバッグに忍ばせれば、そんな自分に気分もグッと高まり、レジで出すときには華麗な仕草をアピールできて一石二鳥。急な買い物のときも便利で、友人の家に招かれた際には、ワインボトルを器用に風呂敷風に包む……なんて乙なことができる。古き良き日本文化を令和バージョンで楽しんでみよう。
多少マニアックなTIPSもあったが、いかがだっただろうか。さて、あなたのチョイスは?
文/広瀬そのみ、企画・構成/ELEMINIST編集部
Special thanks to Borderless Creations / CHITCHI LAND / KURKKU FIELDS / LUDLOW / öffen / Teha'amana /
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