サステナブルな活動で注目を集める美術家・長坂真護氏の作品を展示販売する「MAGO GALLERY KURASHIKI」が1月16日にオープンした。アフリカ・ガーナに投棄された電子ごみを日本に持ち帰り、価値あるアート作品に再生し販売。売り上げは現地の環境整備に活かされる。
ELEMINIST Press
最新ニュース配信(毎日更新)
サステナブルに関わる国内外のニュース、ブランド紹介、イベントや製品発売などの最新情報をお届けします。
わたしたちの買い物が未来をつくる|NOMAが「ソラルナオイル」を選ぶワケ
美術家・長坂真護氏の作品が展示販売される「MAGO GALLERY KURASHIKI」が倉敷ロイヤルアートホテル地下1階にオープンした。
長坂氏は、先進国がアフリカに投棄した電子機器の廃棄物を、アート作品に再生している美術家だ。作品の売上による資金で、2030年までにアフリカ・ガーナのスラム街にごみリサイクル工場の建設を目指している。
アフリカ・ガーナにあるスラム街は、世界中の電子機器のごみが集まる最終墓場とも称される地だ。
1日わずか500円足らずの日当で、先進国が捨てた電子ごみを燃やし、大量の有毒ガスを吸いながら、燃えかすに残った電子部品を拾い生計を立てているガーナ人も多い。
劣悪な環境のなかでの生活が原因でガンを患い、30代という若さでなくなってしまう人も後を絶たない状況だ。
長坂氏は、ごみリサイクル工場をつくることで、荒廃した土地を昔のような美しい湿原に戻すことをビジョンに掲げている。MAGO GALLERY KURASHIKIの売り上げも、この活動に充てられる予定だ。
MAGO GALLERY KURASHIKI
電話番号
086-423-2400
住所
〒710-0055 岡山県倉敷市阿知3-21-19
営業時間
※入館は17:30まで
お問い合わせ先/株式会社ストライダーズ
http://www.striders.co.jp
ELEMINIST Recommends