「ディノス」創業50周年記念に「IKASAS DESIGN」がディレクションを務めた家具発売

「ディノス」創業50周年を記念したサステナブルな家具が発売

老舗通販ブランド「ディノス」の創業50周年を記念し「株式会社IKASAS DESIGN」ディレクションによるサステナブルな家具が「ディノスオンラインショップ」より発売された。

今回は「日田杉ブックラック」「日田杉モダンブックラック」「日田杉カウンター下収納」の３つを販売。

「日田杉ブックラック」は、杉の家具としては珍しい、まるで京都の寺院の使いこまれた床のような深みのあるブックラックだ。

杉本来の木目や質感を活かすために、国産の自然オイルメーカーと協力し、何度も色調合を重ねて最終的な色味を出した。

棚板はすべて同寸法で任意の列に設置でき、棚板の高さは３cmごとに調節可能なので、デッドスペースを生まずに本やものを収納することができる。

「日田杉モダンブックラック」は、直線的でクールな造形とブラック＆ナチュラルの対比がおしゃれなブックラックだ。

製材の過程で捨てられてしまうこともある、節がある木材や個性が強い木目をもつ木材を積極的に活用しているため、長く使うほど風合いが深まる。

奥行は30cmと薄型なため、カウンター下収納や窓下収納、独り暮らしにも便利なラックとして使用することができる。

「日田杉カウンター下収納」は、従来の素朴で無骨なイメージの杉材を、ホワイトグレーの自然塗料で北欧ナチュラル風のやさしいイメージに仕上げたリビング収納だ。

奥行25.5cmの薄型ラックで可動棚板も６cm間隔で調節が可能。

伸長式収納と組み合わせることで、L字型に配置したり、壁面間に隙間なく設置することができる。

手つかずの大径木の日田杉が抱える課題を解決するための仕組みづくり

現在、使い道が少なくニーズが減少している大径木の日田杉は、戦後に植林された木が手付かずのままの状態となっており、森林循環のサイクルを滞らせ、自然災害の被害を拡げる一因となっている。

その様な課題を解決するため、IKASAS DESIGNはディノスのほか、長年に渡って国産材の製材を手がけている「株式会社ウエキ産業」と協業し、企画・デザイン・生産・販売が一環となったサステナブルな仕組みづくりを実現。

このプロジェクトでは、大径木の日田杉が持つ魅力を上手く引き出しつつ、現代の住環境に適したデザインとすることにより、時代に流されずに愛着を持って長年使い続けられるサステナブルな製品づくりを目指した。

お問い合わせ先／株式会社 IKASAS DESIGN
https://ikasas.jp/