2050年までにモナコ公国をカーボンフリー(二酸化炭素排出量ゼロ)にすることを目指し、モナコ政府とモナコ電気ガス会社(SMEG)は、3年前に合同会社であるモナコ再生エネルギー会社(M.E.R.)を設立。モナコのグリーン電力事業が全国の電力消費量を100%カバーすることを目指す。
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モナコ再生エネルギー会社(M.E.R.)が風力発電所の開発などを行う「ABO Wind」を買収。風力発電の世界的リーダーとの連携により、3つの風力発電所の建設を可能にした。
M.E.R.は、モナコ政府と「モナコ電気ガス会社」が、2050年までにモナコ公国をカーボンフリー(二酸化炭素排出量ゼロ)にすることを目指して設立した合同会社だ。
今回の買収により、風力が確保された地域に発電所を設置することでモナコ公国の電力消費の10%がカバーできると期待されている。
さらに、既存の10ヶ所の太陽光発電所での発電量を加えれば、モナコ公国の総電力消費量の25%を再生可能エネルギーでまかなうことが可能だ。
モナコ再生エネルギー会社の最高執行責任者(CEO)サミー・トウアティ氏は次のようにコメントを寄せている。
「2020年は当社の戦略発展にとって重要な年であり、モナコ公国が独立してエネルギーをまかなうための大きな一歩を踏み出した年となるでしょう。新しい風力発電プラントによってM.E.R.は右肩上がりの成長を確保でき、2025年までに総電力消費の50%をまかなうという中間目標の達成も見えてきます」
問い合わせ先/モナコ政府観光会議局
https://www.visitmonaco.com/ja
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