11月11日夜にかけて、フィリピンルソン島のマニラ首都圏などを襲った大型台風22号。その被害状況は深刻で、いまだ救援活動が進められている。これを受け、認定NPO法人アイキャンは寄付金受付を11月17日に開始した。寄付金は妊婦や乳幼児など脆弱層への物資提供などにあてられる。
ELEMINIST Press
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11月11日夜にかけて、フィリピンルソン島のマニラ首都圏およびリザール州に、大型台風22号「ユリシーズ」が上陸し、周辺地域に河川の氾濫や住宅浸水などの被害をもたらした。
この地域に児童福祉施設「子どもの家」を設立している認定NPO法人「アイキャン」は、発生直後より震災地域での被害状況調査を行い、本災害における緊急救援活動の実施を決定した。
11月17日からは、緊急救援寄付金の受付も開始。集めた寄付金は被災地域において、妊婦や乳幼児などの避難民への物資提供や、被災地域の避難所の運営補助等を予定している。
現地では周辺を流れるマリキナ川の増水により各所で洪水が発生しており、マリキナ市においては約4万戸の家屋が冠水し、人々は同市の47の避難所で避難生活を送っている。
ユリシーズの洪水被害は、2009年にマニラ首都圏で180年に一度と言われる記録的な降水量をもたらした台風「オンドイ」に匹敵すると言われるほど深刻だ。
お問い合わせ先/認定NPO法人アイキャン
https://ican.or.jp/
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