残糸・残布を洋服にアップサイクル 「ライテンダー」2020秋冬シーズンよりスタート

日本人2人が立ち上げた、残糸・残布から新しい洋服をつくるアップサイクルプロジェクト「RYE TENDER(ライテンダー)」が、2020年秋冬シーズンより始動した。ウールカシミアのセーター、カーディガン、ニットキャップなどをラインアップしている。

ELEMINIST Press

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2020.10.22
SOCIETY
学び

エシカルマーケティングとは? メリットや実例をわかりやすく紹介

余り原料を新たな服へ アップサイクルプロジェクト「ライテンダー」がスタート

HUDSON  CARDIGAN

ハドソン カーディガン(ブラック、ホワイト、グレー、グリーン)17,000円

日本人2人が立ち上げた、残糸・残布から新しい洋服をつくるアップサイクルプロジェクト「RYE TENDER(ライテンダー)」が、2020年秋冬シーズンより始動した。

生産過程において廃棄される予定だった余り素材を活用し、ウールカシミアのセーター、カーディガン、パーカー、ニットキャップなど、ベーシックなニットアイテムを軸に展開する。

プライスレンジは15,000円から17,000円と、手も届きやすい。余り原料を使用し、流通の過程を一元化することで、市場の一般的な価格よりも低い価格設定を実現した。

カラーは、ベーシックなブラック、ホワイト、グレーに加え、グリーン、ピンク、パープルなどの色味もが用意されている。

素材との出会いを起点につくるデザインプロセス

ライテンダーを立ち上げたのは、ファウンダーの澤木雄太郎氏とディレクターの小池勇太氏という日本人だ。

きっかけは2人が出会ったニューヨークでの経験だった。生活者一人ひとりにサステナビリティへの意識が根付き、手に取れる商品のなかに環境に配慮したものが当たり前に存在する。

そうした環境に身を置いた2人が、帰国後、自分たちの手に届く範囲で、よりいい循環を生み出していくために立ち上げたのがライテンダーだった。

ライテンダーの特徴は、残糸・残布との出会いから始まる生産プロセスだ。商品開発をする上で、従来のマーチャンダイジング的な考え方は採用せず、原料を起点とした商品開発を行なっている。

デザインに合わせて素材を選ぶのではなく、その素材の持つ本来の魅力を引き出すデザインプロセスをとっているのだ。

ちなみに今シーズンのコレクションは、すべて中国の工場の残糸を使っている。その工場では糸を大切に保管・管理していたため、今回のプロジェクトがスムーズに進行した。

RYE TENDER(ライテンダー)

ハドソン カーディガン

17,000円

※2020.10.22現在の価格です。

問い合わせ先/株式会社インターソナー
https://ryetender.com/

※掲載している情報は、2020年10月22日時点のものです。

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