H&Mのリサイクルシステム「Looop」がスウェーデンで導入開始 古着を裁断して新たな糸へ

「H&M(エイチ・アンド・エム)」は、不要となった服を新しい洋服に生まれ変わらせるリサイクルシステム「Looop(ループ)」をスウェーデンにて導入した。消費者は有料で洋服をリサイクルすることができ、機械が古着を新しいアイテムに生まれ変わらせる様子を実際に見ることができる。

ELEMINIST Press

最新ニュース配信(毎日更新)

サステナブルに関わる国内外のニュース、ブランド紹介、イベントや製品発売などの最新情報をお届けします。

2020.10.20
LIFESTYLE
編集部オリジナル

わたしたちの買い物が未来をつくる|NOMAが「ソラルナオイル」を選ぶワケ

Promotion

衣類から衣類へのリサイクル H&Mの画期的システム「Looop」

Looopブースの様子

Looopブースの様子

「H&M(エイチ・アンド・エム)」は、衣類から衣類へのリサイクルシステム「Looop(ループ)」をスウェーデンにて導入した。

Looopは不要となった衣類から、新しいファッションアイテムを生み出すことを可能にするシステムだ。

投入された服は洗浄後、繊維レベルにまで裁断され新たな糸となる。それらを再び編み込むことで、新たなファッションアイテムとして生まれ変わる。

リサイクルの収益金は新素材の研究開発費へ

古い服をLooopでリサイクルする様子

古い服は繊維レベルにまで裁断される。

H&Mのロイヤリティプログラムメンバーに登録している顧客は、100スウェーデン・クローナ(約1,200円)で利用でき、登録していない一般客は150スウェーデン・クローナ(約1,700円)で利用できる。

なお、収益金は素材に関する研究費用に充てられる。

新しい糸ができる様子

裁断された古着は新しい糸へ生まれ変わる

H&Mが掲げる目標は、ファッションの「ループを閉じる(closing the loop:ごみや有害物質を外に出さない)」こと。古着にも価値があり、決して廃棄されるべきではないことを、Looopを用いて視覚的に訴求する。

衣類から衣類へのリサイクルを可能にするLooopは、10月12日にストックホルムのドロットニンガータン店で公開された。同システムがファッション小売業の店舗に設置されるのは、これが初めてだ。

問い合わせ先/H&M
https://www2.hm.com/ja_jp/

※掲載している情報は、2020年10月20日時点のものです。

    Read More

    Latest Articles

    ELEMINIST Recommends