「H&M(エイチ・アンド・エム)」は、不要となった服を新しい洋服に生まれ変わらせるリサイクルシステム「Looop(ループ)」をスウェーデンにて導入した。消費者は有料で洋服をリサイクルすることができ、機械が古着を新しいアイテムに生まれ変わらせる様子を実際に見ることができる。
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Looopブースの様子
「H&M(エイチ・アンド・エム)」は、衣類から衣類へのリサイクルシステム「Looop(ループ)」をスウェーデンにて導入した。
Looopは不要となった衣類から、新しいファッションアイテムを生み出すことを可能にするシステムだ。
投入された服は洗浄後、繊維レベルにまで裁断され新たな糸となる。それらを再び編み込むことで、新たなファッションアイテムとして生まれ変わる。
古い服は繊維レベルにまで裁断される。
H&Mのロイヤリティプログラムメンバーに登録している顧客は、100スウェーデン・クローナ(約1,200円)で利用でき、登録していない一般客は150スウェーデン・クローナ(約1,700円)で利用できる。
なお、収益金は素材に関する研究費用に充てられる。
裁断された古着は新しい糸へ生まれ変わる
H&Mが掲げる目標は、ファッションの「ループを閉じる(closing the loop:ごみや有害物質を外に出さない)」こと。古着にも価値があり、決して廃棄されるべきではないことを、Looopを用いて視覚的に訴求する。
衣類から衣類へのリサイクルを可能にするLooopは、10月12日にストックホルムのドロットニンガータン店で公開された。同システムがファッション小売業の店舗に設置されるのは、これが初めてだ。
問い合わせ先/H&M
https://www2.hm.com/ja_jp/
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