一人ひとりの想いや体験を軸に 「Steve* inc.」がグッドデザイン賞を受賞

Steve* inc.(スティーブアスタリスク)が開発に参加したサステナブル・プロジェクト「FUNSUS(ファンサス)」、「KARTE」の5周年記念に制作した絵本『A:DAY ある1日の物語』の2つのプロジェクトがグッドデザイン賞を受賞した。

ELEMINIST Press

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2020.10.16

Steve* inc.が開発に参加した2プロジェクトが「グッドデザイン賞」受賞

FSC®森林認証のショッピングバッグ

企業と一体になってブランディングや商品開発を行うクリエイティブカンパニーの株式会社スティーブアスタリスク(Steve* inc.)。同社が開発に参加した2つのプロジェクトがグッドデザイン賞を受賞した。

1つは、株式会社アダストリアが展開するライフスタイル提案型ブランド「studio CLIP(スタディオクリップ)」のサステナブル・プロジェクト「FUNSUS(ファンサス)」。

もう1つは、株式会社プレイドが提供するCXプラットフォーム「KARTE」の5周年記念に制作した絵本『A:DAY ある1日の物語』だ。

いつの間にかサステナブル活動につながっていく仕かけ

ファンサスプロジェクト ロゴ

ファンサスでは、ユーザーとともに日常で楽しみながら取り組むサステナブル・プロジェクトを目指し、FSC®︎森林認証のショッピングバッグや、糸をつくる工程で綿をすくときに落ちる短い綿を使用した服、全国のパン屋とコラボした「ごとうちクリップ」などを展開している。

サステナブルな活動に取り組み出した企業に共通する「やらなければならない」というストイックさに着目したスタディオクリップは「自分のなかのちょっとした気持ちから参加できる」点をコンセプトに取り入れた。

審査員は「動物たちの描かれたかわいらしいショッピングバック。なぜ動物が? と想像するうちに、いつの間にかサステナブルな活動につながっていく。楽しさを前面に出すことで、この取り組み自体も継続的なものになり、いずれ、消費者だけでなく、ショップのスタッフなどにも少しずつ社会的活動の意義が浸透していくだろう」(一部抜粋)とコメントを寄せている。

絵本『A:DAY ある1日の物語』

ビッグデータに埋もれる一人ひとりの個性に着目

株式会社プレイドが提供するKARTEは、ウェブサイトやアプリを利用するユーザーの行動をリアルタイムに解析し、一人ひとりを可視化。個々のユーザーに合わせた自由なコミュニケーションをワンストップで実現するCX(顧客体験)プラットフォームだ。

「多様なデータを“数字”としてではなく“人”として理解し、一人ひとりに寄り添えるような体験を提供できるようにする」というKARTEの想いを伝えるために企画されたのが、今回の『A:DAY ある1日の物語』という変わった物語だ。

審査員は「ビッグデータの時代ではあるが、逆に言えば、一人ひとりの個性ある考え方や行動が一片のデータに矮小化され、平均化されてしまういま。その思いと行動がからまりあった1日をそっとのぞき見できる絵本は、この企業のCX構築に対する考え方をきちんと表していて興味深い」と評価している。

問い合わせ先/株式会社スティーブアスタリスク(Steve* inc.)
https://steveinc.jp/

※掲載している情報は、2020年10月16日時点のものです。

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