業界初のテクノロジーを次々と最新モデルに採用してきた「VanMoof(バンムーフ)」から、4代目となる新しいe-bikeが2020年4月に世界同時発売された。今回のバージョンアップでは、最新のデザイン・機能のほか、大幅なプライスダウンが注目を浴びている。
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自転車大国オランダ・アムステルダム発のハイテク自転車メーカー「VanMoof」。従来の自転車業界とは一線を画すキャリアや、テクノロジー満載のデザインセンスから「自転車界のテスラ」などとも呼ばれている。
2014年に初の電動アシスト機能を持つ「Electrifiedシリーズ」をローンチ以来、2016年の初代「S」モデル、2017年に「X」モデル、2018年には両モデルをバージョンアップした「S2」と「S3」を発表。バージョンアップの度に、業界初の最新テクノロジーを採用してきた「VanMoof」がついに2020年4月、待望の4代目となる 「S3」&「X3」を発表した。
より小型化し静音性が増した最新モーター、ライダーからのフィードバックを取り入れ採用した油圧式ブレーキ、アプリを使ってシフトのタイミングをカスタマイズできる4段階オートマティックギア「e-shifter(電動シフター)」など、新たな技術改良が今回も充実している。
そして何より注目すべきは、その価格。今回のモデルは、前モデルに比べて40%以上のプライスダウンとなる250,000円(税込)。国産の高級電動アシスト自転車のマーケットにおいても、十分にリーズナブルといえる価格設定だ。
ビジネススケールの拡大と、10年に渡る独自のイノベーション、そして製造から流通まで、すべてのサプライチェーンを自社で保有する「VanMoof」だからこそ、可能となったプライシングだという。
ライト、ダークカラー2種 250,000円/VanMoof S3
ライト、ダークカラー2種 250,000円/VanMoof X3
インダストリアル・デザイナーの兄とエンジニアの弟の2人の兄弟によって、2009年に設立された、自転車大国オランダ・アムステルダム発のハイテク自転車メーカー。はじめに注目されたのは、盗難防止技術。
キーレスロックや盗難アラーム、盗まれても電波で追跡可能な盗難防止システムなどから「盗まれないスマートバイク」として、日本でも知る人ぞ知るブランドとなった。
また「VanMoof」はタイヤを除くすべてのパーツをオリジナルでデザイン・製造。販売ルートはサイクルショップを経由せず、インターネット通販と直営ショップのみを通して販売している。サプライチェーンのすべてを自社で掌握することで、世界19ヵ国に12万人以上も熱烈なファンを擁する、ニュータイプのハイテク自転車メーカーとなった。
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