捨てられたビニール傘をバッグにするブランド「プラスティシティ」 国内縫製職人への支援スタート

新型コロナウイルス影響の自粛要請により、受注が激減する縫製職人は廃業危機に面している。これを受け、モンドデザインとクリエイター齊藤明希氏は、「PLASTICITY(プラスティシティ)」の一部売上を、国内縫製職の技術および雇用維持の支援に活用する取り組みを開始した。

ELEMINIST Press

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2020.05.26
BEAUTY
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「日本のものづくり」持続可能へ 職人への技術・雇用支援を

PLASTICITY職人

新型コロナウイルスによる営業自粛要請の影響は、販売店の休業に止まらず、商品をつくるメーカーから職人への発注をも激減させるまでに至った。商品生産の停滞は今後数ヶ月におよぶだろうと予想され、高齢者の多い職人業界では廃業を余儀なくされるほど深刻な問題となっている。

高い技術を持つ鞄職人に製品づくりを支えられている「PLASTICITY」は、存続危機に直面する。4月14日、新ブランドの発売開始と同時に、国内の職人を支援に乗り出した。売上の10%を国内縫製職人の技術・雇用維持に活用する取り組みを実施。高品質な「日本のものづくり」を持続可能なものにしたいという願いが込められている。

捨てられたビニール傘をバッグにするブランド「PLASTICITY(プラスティシティ)」

PLASTICITYリサイクルの工程図

「PLASTICITY」は、捨てられたり、忘れ物として保管後に廃棄予定となったりしたビニール傘をリサイクルし、バッグ類に生まれ変わらせるサステナブルブランド。

リサイクルが難しいビニール傘の素材を独自の加工法で商品化している。防水性やメンテナンスのしやすさなど素材のメリットを最大限保ったプレス加工が生み出す、他に見ない独特な風合いが魅力のひとつだ。

PLASTICITYバッグ素材写真

ビニール傘から得る素材

同ブランドの創立者はクリエイター齊藤明希。1992年千葉県に生まれ、幼少期をニューヨーク郊外で過ごした彼女は「環境、動物、人にやさしいファッション」に関心を持ち、バッグづくりを学びながら「PLASTICITY」を立ち上げた。プラスチック廃棄量を削減するだけでなく、商品を通してユーザーの環境意識を向上させることを狙いとしている。

トートバッグ

トートバッグ スモール 10,000円

トートバッグ物撮り

トートバック ラージ 13,000円

サコッシュバッグ

サコッシュバッグ 8,000円

サコッシュ物撮り

サコッシュバッグ 8,000円

商品はオンラインにて販売中。詳しくは公式ホームページへ。

問い合わせ先/PLASTICITY(プラスティシティ)
https://plasticity.co.jp/

※掲載している情報は、2020年5月26日時点のものです。

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