パッシブデザインとは 健康に、心地よく過ごせるサステナブルな建築

パッシブデザインとは?太陽の光、地熱、風などの自然のエネルギーを利用し、快適に過ごせる環境にやさしい建築デザイン。この記事では、パッシブデザインのメリットや日本における課題、パッシブハウスの事例を紹介する。

2020.10.28

パッシブデザインとは

パッシブ(passive)とは日本語で「受動的な」という意味。エアコンや照明をできるだけ使わずに、太陽の光、地熱、風などの自然のエネルギーをデザインの力でうまく利用するのがパッシブデザインである。

建築設計の際にパッシブデザインを取り入れることで、エアコンやストーブの使用を最小限に抑えながらも、夏は涼しく冬は暖かく快適に過ごすことができる。そんなパッシブデザインには以下5つのポイントがある。

断熱

「冬は暖かく」のための基本になるのが「断熱」。適切な断熱材を使用して建物の保温性を高めることで、少ない熱で部屋を暖めることができる。また、暖房している部屋としていない部屋の温度差も比較的小さくできる。

日射遮へい

保温性を高めた建物で夏に涼しく過ごすには、夏の強い日差しを室内に入れないために遮へいしなければならない。レースのカーテンをしているだけでは十分ではなく、庇(ひさし)や簾(すだれ)、植物を利用した緑のカーテンなどを用いて日光を遮ることが必要である。

風通し

夏に快適な建物にするには、風通しの良さは不可欠である。風が体に当たることで涼しいと感じることができる以外にも、建物内に溜まった熱を排出するという効果がある。吹き抜けや高窓などを利用して室内の風通しを良くすることができる。

昼光利用

自然光を取り入れられるデザインにすることで、日中に照明をつけなくても快適に過ごせるようにする。窓を複数つくる以外にも室内のドアを透明にし、光を隣接する部屋で共有するなどの工夫ができる。

日射熱利用

断熱性と蓄熱性が高い建物に太陽の熱を取り込むことで、暖房効果を期待できる。ただし地域によって冬の日射量がかなり異なるので日射熱利用暖房が適さない地域もある。

※掲載している情報は、2020年10月28日時点のものです。

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