海外企業が実践する、最新のソーシャルグッドとは? 日本の現状と取り組みの事例

いま人々に必要とされている意識、それは「ソーシャルグッド」。わたしたち一人ひとりがその意識を持ち、選択と行動を起こしていくことによって、地球環境はいい方向に変化していく。今回は、その「ソーシャルグッド」とは何なのか、事例を交えて紹介したい。

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2020.09.25
SOCIETY
学び

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ソーシャルグッドとは?

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Photo by Bethany Legg

ソーシャルグッドとは、地球環境に配慮したサステナブルな商品、社会や地域に配慮したエシカルな活動のことを指す。これは地球の未来を良くするための大切なアクションだ。

国連が「持続可能な開発目標(SDGs)」を発表してから、ますますソーシャルグッドな商品開発や活動に力を入れている企業が増えている。

また商品や活動のほか、その背景にある企業自体にもこの言葉が使用される。例えば、働いている社員にフェアな報酬が支払われ、さらにその事業の過程で地域にも貢献している企業は「ソーシャルグッドな企業」であると言えるだろう。

日本と世界、ソーシャルグッドの現状

現在ソーシャルグッドは、世界ではどのように行われているのだろうか。例えばエコの意識が高いヨーロッパでは、日々の生活の中で企業も人々も当たり前のようにソーシャルグッドなモノを選択している。

近年の地球環境の変動と自分自身の関わりを人々がきちんと認識しているからだ。だからこそソーシャルグッドな取り組みをしている企業に、人々の社会的な信頼が集まる。人々の意識があるからこそ、ソーシャルグッドな企業が発展していくことができるのだ。

日本ではヨーロッパのそのような動きに比べ、まだ意識が一人ひとりに根付いていないように感じる。島国であり、ヨーロッパのように他の国と近い距離ではないことが、地球の現状の認識を遅くしている原因かもしれない。

しかしいまでは国を超えて、TwitterやInstagram、YoutubeといったSNSで身近に知ることができ、意見交換も可能だ。その影響でソーシャルグッドな意識を持つべきだと気づいている人たちが日本にもどんどん増えてきている。

だからこそいま、日本のソーシャルグッド企業がこれからます発展していくチャンスなのだ。

世界と日本の事例

先ほど説明したようにヨーロッパでは、すでにソーシャルグッドを意識した企業が多く生まれている。

そうした企業で働き、社会に貢献したいという意識を持った人々も増加しており、サステナブルを企業理念に掲げている企業に特化した求人サイトも存在する。ドイツの首都・ベルリンに拠点を置く「Good Job」(※1)というサイトだ。

このサイトに求人を掲載できる企業には審査があり、「Good Job」が認めたサステナブル企業であることはもちろん、企業が生み出す商品の社会貢献度・社員にフェアであることなどが含まれる。

求人サイト上では、企業のソーシャルグッドな取り組みについても丁寧に記載されており、閲覧者は自分の労働力をいかに社会に役立てることができるかを考えながら選択できるのだ。社会の動きをポジティブに変えていく、画期的なアイディアだろう。

日本でも、ベネッセを筆頭に多くの大手企業が続々とソーシャルグッドな取り組みをはじめている。今後日本でも、商品やサービスを選択するだけでなく、ソーシャルグッドな企業で働くことも選択できるようになる未来は、そう遠くないだろう。

わたしたち一人ひとりの意識を、ソーシャルグッドな企業の社会的な信頼と行動に変えていこう。身近に、地球の未来を変えることができる選択肢が増えてきているのだ。

わたしたちができる、ソーシャルグッドなこと

企業が取り組んでいるソーシャルグッドな活動を紹介したが、またその活動を支援し、発展を支えることができるのは消費者であり、労働力でもあるわたしたちだ。いま、日本の変化のときがすぐそこまで来ている。

そのさらなるソーシャルグッドな発展のために、わたしたちひとりひとりが意識し、正しい知識を身につけ、企業を選択することからはじめていこう。

※1 Good job
https://goodjobs.eu/de

※掲載している情報は、2020年9月25日時点のものです。

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