studio CLIPやnico and...などのブランドを有する株式会社アダストリアは、2025年までに商品に使われるコットンを、100%サステナブル・コットンへ切り替えることを宣言した。ポリエステルやレーヨンも同様に素材の検討を進めており、社内基準を設け推進している。
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studio CLIPやnico and ...などのブランドを持つ株式会社アダストリアは、20025年までに、商品に使用するすべてのコットンをサステナブル・コットンに切り替えることを目標とすると宣言した。
コットンについては、一般社団法人ザ・グローバル・アライアンス・フォー・サステイナブル・サプライチェーンが日本において推進する「Cotton2040*」へ参画している。
*持続可能な世界のコットン産業への転換をサポートするグローバル・イニシアチブ
そのほかにも、studio CLIP独自開発の落ち綿を再利用したコットン「Refallco(リファルコ)」や、サステナブル原料を用いた抗菌・抗ウイルス機能素材「UDR(z)(ユーディアールジィー)」の開発など、独自素材の開発と商品化に力を入れている。
アダストリアグループでは「ファッションのワクワクを、未来まで」をCSRポリシーとして掲げ、商品の素材や加工方法などを持続可能なものへするべく見直しを進めている。
コットンだけでなく、ポリエステル、レーヨンなどについても、サステナブルな原料への切り替えを推進していく。
消費者にもサステナブルな素材を使っていることが見えやすいよう、独自の基準を設定し、オリジナルマークを下げ札につけることも決定している。
コットンは、化学肥料の使用料削減や、土壌の保全、労働環境の整備などに基準をおき、それらを満たすコットンの含有率100%の商品にマークをつけている。
ポリエステルの基準は、資源を再利用し、GRS(Global Recycled Standard)認証の証明書を発行できることを満たしたものが30%以上使われていることを基準として設定。
レーヨンは、植林法で管理された樹木から調達できていること、製造工程において二酸化炭素の排出量を抑制し、水質汚染を軽減していることなどを基準に定めており、含有率100%を基準としている。
また、リサイクルナイロンなどの再生素材や、エコバッグ、タンブラーなど使い捨てを抑制するアイテム全般などの場合にもマークをつけ、素材や加工については各種証明書類を取得するとしている。
問い合わせ先/株式会社アダストリア
https://www.adastria.co.jp/
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