生産者と消費者をつなぐプロジェクト 「GREAT FARMERS TO TABLE」 がスタート

新型コロナウイルスで出荷先をなくした良質な食の生産者と、外出自粛で食卓を豊かにしたい消費者をマッチングする「GREAT FARMERS TO TABLE(グレートファーマーズトゥーテーブル)」 が4月17日に開始した。4月16日にはポータルサイトをオープンさせている。

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2020.05.14
SOCIETY
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エシカルマーケティングとは? メリットや実例をわかりやすく紹介

「GREAT FARMERS TO TABLE(グレートファーマーズトゥーテーブル)」 が始動

「GREAT FARMERS TO TABLE」で扱っている生産物

APバンクが、「GREAT FARMERS TO TABLE(グレートファーマーズトゥーテーブル)」 を4月17日にスタートさせた。このプロジェクトの目的は、コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛や飲食店の営業自粛要請により、飲食店向けに出荷ができなくなった食の生産者と、外出、外食を自粛し自宅内での生活を余儀なくされている消費者のマッチングである。

具体的な活動として、4月16日には飲食店のシェフの協力を得て、ふだん店舗で使っている食材の生産者の情報を載せたポータルサイトをスタートさせた。

APバンクはこの活動から一切の売上や手数料、金銭を受け取らない。サイトの構築や事務局運営にかかる費用は、同社がこれまでの活動で得た利益から充当する。

このプロジェクトの実施により、自宅での食生活をより豊かにする提案を行い、非常時における食生産者と消費者双方の課題解決を目指すという。

生産者以上に厳しい状況にある飲食店が、プロジェクトに協力

新型コロナウイルス感染拡大により非常事態宣言が発せられるなか、都市部での人の移動が制限された。同時に、飲食店を通じて消費者に届けるべくつくられた野菜や肉、魚などの食材も、飲食店の営業自粛により出荷先を失い、生産地で破棄されるケースが出てきている。

一方、都市部を中心に外出、外食を自粛している家庭では、食卓や自宅での生活を豊かにするため、高品質の食材を外出せずに生産者から直接入手したいというニーズが高まっている。

この状況を踏まえ、生産者と消費者をマッチングさせることで、それぞれの厳しい状況を乗り越えていこうと、プロジェクトが始まった。

飲食店は生産者以上に厳しい状況にあるなか、多くのシェフが素晴らしい食の生産者(GREAT FARMESR)の紹介に協力してくれたという。同社は、プロジェクトで協力を得たシェフや飲食店のサポートができないかを引き続き考えていくという。

主な参加生産者

安曇野放牧豚 / 牛肉商尾崎 / KURKKU FIELDS / こころの野菜さん / 佐々木ファーム / タケイファーム / 西崎ファーム / パラダイスビアー / 林鮮魚店

主な賛同シェフ

石松一樹(Maruta) / 楠田裕彦(METZGEREI KUSUDA) / 小林寛司(villa aida) / 田窪大祐(TACUBO) / 平雅一(ドンブラボー) / 原川慎一郎(the Blind Donkey) / 樋口敬洋(SALONE TOKYO) / 宮本雅彦(トレフミヤモト)

問い合わせ先/APバンク
https://greatfarmerstotable.com/

※掲載している情報は、2020年5月14日時点のものです。

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