アトモフ株式会社は、カリモク家具株式会社と協働し、スマートウィンドウ「Atmoph Window 2」の木製フレーム「ワーミーメープル」を完成させた。虫食い穴があるために廃棄される予定だった木材をアップサイクルしたもので、クラウドファンディングで販売開始している。
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画面の向こうに、独自に6K撮影した世界各国1,000本以上の風景が映し出される窓型スマートディスプレイ「Atmoph Window 2」から、サステナブルな木製フレームが登場した。
カリモク家具株式会社と手がけたこのフレームは、虫食い穴があるために廃材となる予定だった資材「ワーミーメープル」をアップサイクルしたものだ。
虫たちがつくり出した穴はどれも同じ形はなく、木材が本来もつ温もりと相まって、世界に一つだけのスマートウィンドウとなっている。
商品は、クラウドファンディングサイト「Makuake」で9月3日より発売を開始している。
虫食いのある木材は、埋め立てによる廃棄か、燃料にするための焼却が行われるが、どちらも二酸化炭素を増加させ地球に悪影響を及ぼす。さらに廃棄する分の穴埋めのために、さらに森林伐採が行われる。
Atmoph Window 2は電子製品のため、どうしても金属やプラスチックの使用が必要不可欠となってしまう。
そうしたなかで、代替プラスチックの活用や木材フレームの活用などをカリモク家具と長らく模索していたところ「ワーミーメープル」にたどり着いた。
虫食いの穴を独創的な模様のひとつと捉え、カリモク独自の長い歴史と技術力で、インテリアとして最高の仕上がりにアップグレードしている。
問い合わせ先/アトモフ株式会社
https://atmoph.com/ja/
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