キーコーヒーが「サステナビリティレポート2026」を公表 巻頭特集はトラジャ研修

サステナビリティレポート2026

キーコーヒーが2025年度のサステナビリティに関する事業活動をまとめた「キーコーヒー サステナビリティレポート 2026」を公表。巻頭特集では、インドネシア・スラウェシ島で実施したトラジャ研修を紹介している。

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2026.10.04

「珈琲とKISSAのサステナブルカンパニー」に向けた1年を振り返る

サステナビリティレポート2026

キーコーヒー株式会社は2026年9月29日、2025年度のサステナビリティに関する事業活動を取りまとめた『キーコーヒー サステナビリティレポート 2026』を、コーポレートサイト内の「サステナビリティサイト」に公表した。

同社は2030年の〝ありたい姿〟として「珈琲とKISSAのサステナブルカンパニー」を掲げ、喫茶文化の継承と持続可能なコーヒー生産の実現に向けた取り組みを推進している。

本レポートでは、2025年度(2025年4月〜2026年3月)の事業活動を振り返り、同社が定める5つの重要項目に対する具体的な活動や、中期取り組みテーマの進捗等を「環境」「社会」「ガバナンス」の観点から紹介している。

5つの重要項目

同社は向き合う課題として、以下の5つを重要項目として特定している。

・地球温暖化への対応
・環境負荷の低減
・責任ある調達と商品の開発・提供
・従業員のエンゲージメント向上とダイバーシティの推進
・コーポレート・ガバナンスの強化

巻頭特集「情熱の源流へ。一杯のコーヒーが紡ぐ、生産者と生活者の未来」

巻頭特集では、2025年度の代表的な取り組みとして、インドネシア・スラウェシ島トラジャ地方等で実施した「トラジャ研修」を紹介している。

トラジャ研修は、国内の事前研修とトラジャ地方の直営「パダマラン農園」の現地研修で構成される。全国から選抜された社員を対象に、同社のフラッグシップブランド「トアルコ トラジャ」の価値を自ら理解し、自分の言葉で伝えられる人財の育成を目的に実施されている。

研修では、国内の事前研修で「トアルコ トラジャ」の知識を再認識した後、現地研修でコーヒーチェリーの収穫からコーヒー豆を取り出す精選にいたるまでの一連の工程を体験・見学。一杯のコーヒーができるプロセスを体感するとともに、現地の生産者との交流や文化に触れることで、トラジャ事業が生産地とのつながりの上に成り立つ事業であることを学ぶ。

約50年にわたるスペシャルティコーヒー「トアルコ トラジャ」

「トアルコ トラジャ」は、キーコーヒーが約50年にわたって販売するスペシャルティコーヒー。商品名の「トアルコ(TOARCO)」は「トラジャ アラビカ コーヒー(Toraja Arabica Coffee)」の頭文字を合わせた言葉で、「トラジャ」はインドネシア・スラウェシ島のコーヒー産地であるトラジャ地方を指す。

トラジャ地方は弱酸性の土壌や適度な降雨量、昼夜の大きな寒暖差などコーヒーづくりに必要な条件を備えており、香り高く味わい深いコーヒーが生産されている。

そのなかでも、赤く完熟したチェリーを一粒ずつ手作業で摘み取り、品質に影響を与える欠点豆を徹底的に取り除き、同社独自の基準を通過したトラジャコーヒーだけが「トアルコ トラジャ」として日本へ届けられる。

〝幻のコーヒー〟を復活させた地域一体型の「トラジャ事業」

トラジャ事業

トラジャコーヒーの歴史は古く、18世紀にはその優れた品質から「セレベス(スラウェシ)の名品」と珍重されていた。しかし大戦の混乱に伴いその姿は市場から消失し、いつしか「幻のコーヒー」と呼ばれるようになった。

そのようななか、キーコーヒーはトラジャコーヒーを復活させるべく1970年代から「トラジャ事業」を開始。荒れ果てた農園の開発や道路等のインフラ整備を経て、530haにおよぶ直営「パダマラン農園」を開墾した。

その後、近隣農家へ苗木の無償配布や栽培指導、雇用の創出などを行い、現地の生産者とともに理想のコーヒーづくりを追求した結果、1978年に「トアルコ トラジャ」の発売を開始。かつての「幻のコーヒー」を現代に復活させた。

自分の言葉で語れるまで、産地を知る

農園の開墾からインフラ整備、苗木の配布、栽培指導、雇用の創出まで——半世紀にわたる関与の厚みが、「地域一体型事業」という言葉の中身になっている。

その生産地へ社員を送り、収穫から精選までを手で確かめさせる。商品知識を覚えるのではなく、一杯の背景にある土地と人を体感させるという研修設計が、巻頭特集として置かれている点に、このレポートの性格が表れている。

キーコーヒーは「珈琲とKISSAのサステナブルカンパニー」を掲げ、喫茶文化の継承と持続可能なコーヒー生産を実現する事業活動を行っていくとしている。

問い合わせ先/キーコーヒー株式会社
https://www.keycoffee.co.jp/sustainability/

※掲載している情報は、2026年10月4日時点のものです。

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