「世界食料デー」月間2026が10月1日スタート 45団体が連携し、食から世界と未来を考える1ヵ月

世界食料デー

2026年10月1日から31日まで「世界食料デー」月間2026を実施。NGO・NPO、国連機関、企業、行政、大学など45団体が連携し、展示やチャレンジ企画、映画上映を通じて食料問題について考える機会を広げる。

ELEMINIST Press

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2026.09.30

2008年から続く取り組み、今年は45団体が参加を表明

世界食料デー

「世界食料デー」月間2026(呼びかけ団体:認定NPO法人ハンガー・フリー・ワールド、特定非営利活動法人アフリカ日本協議会)は、2026年10月1日(木)から10月31日(土)まで実施される。

10月16日は、国連が定める「世界食料デー」。日本では2008年から10月を「世界食料デー」月間として、飢餓や食料問題について考え、解決に向けて一緒に行動する機会を広げてきた。

本年もNGO・NPO、国連機関、企業、行政、大学、ユース団体など多様な団体が連携し、展示、イベント、チャレンジ、情報発信を行う。9月25日現在、呼びかけ団体2、パートナー団体8、賛同団体35の計45団体が参加を表明している。

個人の努力ではなく「フードシステム」の課題として捉える

私たちが毎日食べるものは、飢餓や栄養、生産者の暮らし、気候変動、環境、食品ロスなどと深くつながっている。

「世界食料デー」月間2026では、食料問題を一人ひとりの努力だけに委ねず、食べ物の生産・加工・流通・消費・廃棄のプロセスと、それに関わる環境、経済、社会、文化、政策などが互いに影響し合う、食に関わる全体の仕組みである「フードシステム」の課題として捉える。そのうえで、身近な食べ方・選び方から始められる行動を提案する。

2026年の世界食料デーの公式テーマは「Innovate today. Nourish tomorrow.」。新しい技術や仕組みだけでなく、地域に根ざした知恵、多様な担い手との協働を生かしながら、誰もが十分で安全・栄養ある食べ物を得られる未来をめざす。

「食べる」をサステナブルにするヒント展——12団体が取り組みを紹介

国連機関やNGO・NPO、生活協同組合など12団体が、飢餓、気候変動、食品ロス、生産者の暮らしといった課題と、その解決に向けた取り組みを紹介するパネル展。

「知る・考える」「選ぶ・買う」「減らす・分ける」「参加する・支える」の4つの視点から、来場者が自分にできる行動を見つけられる構成となっている。学内・学外を問わず、誰でも自由に見ることができる。

実施期間:2026年9月28日(月)〜10月9日(金)
会場:明治学院大学 横浜キャンパス
共催:「世界食料デー」月間2026、明治学院大学
後援:横浜市資源循環局

味変で楽しく食べきる「ノコサンごはんチャレンジ」

ノコサンごはんチャレンジ

家にある食材やごはんを、おいしく楽しく食べきるアイデアを募集する参加型企画。オムライスをキャラクターに見立てて飾る「オムラー部門」と、カレールウを削って使う「けずルウレシピ部門」で、食品ロスを減らす身近な工夫を募集する。

募集期間:2026年9月9日(水)〜10月8日(木)
主催:電通ノーペコ ラボ
後援:農林水産省、消費者庁、こども家庭庁、東京都環境局、港区
協力:ハウス食品株式会社、「世界食料デー」月間2026

映画『もったいないキッチン』上映キャンペーン

食品ロス削減月間でもある10月にあわせ、映画『もったいないキッチン』の上映キャンペーンを実施。学校、企業、地域団体などが、映画をきっかけに食品ロスや飢餓・貧困について考える場をつくることを応援する。

実施期間:2026年10月1日(木)〜10月31日(土)
主催:ユナイテッドピープル株式会社

フードロスをなくして雇用をつくる「夜パンカフェ」

2020年10月16日の「世界食料デー」にオープンした「夜パンカフェ」。「フードロスをなくして、雇用をつくる」をコンセプトに、町のパン屋さんで売れ残りそうなパンを預かり代理販売する「夜のパン屋さん」が、パンや季節のドリンク、スープを提供する。

10月17日は、フードドライブやマルシェ、スペシャルイベントを通じて、食べ物を大切にすることと、多様な人が地域でつながることを考えるソーシャルカフェを開催する。

日時:2026年10月17日(土)11:30〜16:30(ラストオーダー16:15)
会場:けやきの森の季楽堂(東京都練馬区早宮3-41-13)
主催:認定NPO法人ビッグイシュー日本

食卓と世界のあいだにある、長い道筋

オムライスを飾りつける。カレールウを削って使う。売れ残りそうなパンを預かる。並んでいる企画はどれも小さく、生活の延長線上にある。

一方で、月間が掲げるのは「フードシステム」という言葉だ。個人の心がけの問題に還元せず、生産から廃棄までの仕組み全体として捉え直す——そのうえで、仕組みの中の一点である「食べ方・選び方」から入口をつくる。45団体がそれぞれの持ち場から入口を用意している1ヵ月になる。

問い合わせ先/認定NPO法人ハンガー・フリー・ワールド
https://worldfoodday-japan.net/

※掲載している情報は、2026年9月30日時点のものです。

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