東京都が2026年8月22日、表参道ヒルズで「KEEP TOKYO CLEAN」オープニングイベントを開催。小池百合子都知事、井上咲楽氏、石川直宏氏らが登壇し、日常の中でできる環境美化について語った。

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東京都は2026年8月22日(土)、表参道ヒルズにて「KEEP TOKYO CLEAN」オープニングイベントを開催した。
「KEEP TOKYO CLEAN 〜一人ひとりのアクションで、東京をきれいに〜」をテーマに、清潔で魅力ある都市環境を未来へつないでいくため、一人ひとりが日常の中でできる環境美化について考えるステージや体験コンテンツを展開。
オープニングステージには、小池百合子東京都知事、タレントの井上咲楽氏、FC東京コミュニティジェネレーター/元サッカー日本代表の石川直宏氏が登壇。それぞれの活動や経験を交えながら、身近な環境美化や、楽しみながらクリーン活動に参加すること、スポーツと地域活動のつながりなどをテーマにトークセッションを行った。
ステージは、4度目のヘルニアによる入院から「今日に合わせて退院させてください」と懇願し、松葉杖をつきながらも環境美化への熱い情熱を持って駆けつけた石川氏の挨拶からスタートし、終始温かい雰囲気で進行した。
小池都知事からは「世界の都市総合ランキングで、東京は今、世界第2位となっています。中でも、この東京の清潔さは、海外のお客様からも〝どうしてこんなに綺麗なんですか〟とよく聞かれます。日本では、綺麗にするのは家や学校でも子どもの頃から学んでいる」と東京の美徳を誇るエピソードが紹介された。
その一方で「ゴミを捨てると、〝あ、捨てていいんだ〟と思う人がさらに捨てるという悪循環になる。観光地、繁華街のゴミのポイ捨てをどう解決するかは大きな課題」と指摘。解決への新たなアプローチとして「新しいイノベーションとして、圧縮するスマートゴミ箱の設置支援も今年度から行っております」と、東京都の今年度からの最新の設置支援策が紹介された。
ステージ終盤、小池都知事は「河原でバーベキューをしてゴミを捨てて帰ると、例えばそこに熊が来ることもある。そうならないようにまずはポイ捨てから控えて頂きたい」とユニークな警告を交えながら、一人ひとりの意識改革を訴えた。さらに「この〝KEEP TOKYO CLEAN〟を、〝KEEP WORLD CLEAN〟にまで広げていきたい。東京すごい、日本すごいということを、もっと誇りに思っていこう。一人ひとりのアクションを積み重ねて一緒に東京をこれからもクリーンにして参りましょう」と力強く呼びかけた。
日常的な美化の工夫について井上氏は、使用しているコンタクトレンズに触れ「日々ちょっとレンズケースのゴミが出てしまうので、それを取っておいて、次コンタクトを買いに行く時に、コンタクトレンズ屋さんのところ回収ボックスに入れたりしている」と、日々の生活で環境を意識した取り組みをしていることを語った。
石川氏はスポーツと環境美化のつながりについて「サッカーチームが優勝するために必要なのは個々の感度の高さ。地域社会をピッチに見立てて皆が協力できれば、力が結集されて優勝できる」と、地域活動を通じた「感度」向上の重要性を熱弁した。
| プログラム | 内容 |
|---|---|
| サステナビリティスペシャルステージ | モデルの高山都氏を迎え、暮らしの中でのサステナブルやファッションなどをテーマにトークを実施 |
| ピリカ トークステージ | 株式会社ピリカ代表の小嶌不二夫氏が登壇。ごみの流出問題を「対策(拾う)」と「計測(測る)」の両面から解決するサービスの取り組みや活動内容を紹介 |
| 次世代ステージ | アニメーション監督の河森正治監督、声優の谷江玲音氏、Earth Saverの子どもたちが登壇。『地球のオーケストラ』のダンス発表で始まり、環境やごみの問題について自分の言葉で発表した |
| 体験・展示コーナー | ごみにまつわる体験・展示コーナーやデジタルスタンプラリーなど、楽しみながら環境美化に触れられるコンテンツを展開 |
| 来場者配布 | 「KEEP TOKYO CLEAN FUROSHIKI」を配布。レジ袋の代わりにもなる日本独自のエコバッグ〝風呂敷〟を通じて、〝もったいない精神〟や循環型社会をPR |
「KEEP TOKYO CLEAN」は、すべての都民や東京を訪れる人の意識と行動によって、東京の清潔で魅力ある都市環境を維持していく取り組み。
ポイ捨てをしない、ごみを持ち帰るといったルールやマナーの啓発とともに、地域における美化活動やスマートごみ箱などの整備をサポートするなど、東京都内でさまざまな美化プログラムを展開している。今回のオープニングイベントを皮切りに、東京都では今後もさまざまな「クリーンアップアクション」を展開していく。
ごみが落ちている場所にはさらにごみが集まる——小池都知事が指摘した悪循環は、裏返せば、きれいな状態そのものが次の行動を規定するということでもある。コンタクトレンズのケースを持ち帰る、地域社会をピッチに見立てる。ステージで語られたのは、いずれも一人の行動が周囲の基準をつくっていく話だった。
一人ひとりのアクションから、清潔で魅力ある東京へ。「KEEP TOKYO CLEAN」の輪を広げていく取り組みが始まっている。
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