カゴメ・王子HD・ダイナパックが連携 工場のアルミ付き紙容器損紙を段ボールへ再資源化する実証を開始

カゴメ、王子ホールディングス、ダイナパックの3社が、カゴメ工場で発生するアルミ付き紙容器の損紙を段ボール原紙に再資源化し、自社製品の包装資材として活用する資源循環モデルの実証を開始。夏季限定商品で検証を行う。

ELEMINIST Press

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2026.08.04
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損紙が段ボールになり、トマトジュースの箱として工場へ戻る

トマトジュースの箱

カゴメ株式会社、王子ホールディングス株式会社、ダイナパック株式会社の3社は、アルミ付き紙容器の新たなリサイクルシステムの確立に向けて、カゴメ工場で発生するアルミ付き紙容器の損紙を段ボール原紙に再資源化し、その原紙を用いて製造した段ボールをカゴメ商品の包装資材として活用する資源循環モデルの実証を開始した。

本取り組みでは、カゴメ富士見工場で発生したアルミ付き紙容器の損紙を回収し、王子ホールディングスにおいて紙繊維として再資源化する。その後、再生原料を一部に活用した段ボール原紙を製造し、ダイナパックが段ボール製品へ加工。完成した段ボールは、カゴメ那須工場で製造する「カゴメトマトジュースプレミアム」の包装資材として使用される。

「カゴメトマトジュースプレミアム」は夏季限定の商品で、本商品での活用の実証を通じてリサイクルシステムの検証を行う。工場で発生した紙資源を物流資材として再び活用することで資源循環を推進し、循環型社会の実現への貢献を目指す。

複合素材ゆえに再利用率が低いアルミ付き紙容器——トイレットペーパーから一歩先へ

近年、循環型社会の実現に向けて、使用済み容器包装の資源循環を促進する取り組みが求められている。一方でアルミ付き紙容器は紙繊維、ポリエチレン、アルミニウムからなる複合素材で構成されているため回収・再資源化が難しく、国内における資源としての再利用率は依然として低い水準にある。

カゴメではこれまでも、工場内で発生するアルミ付き紙容器の損紙について、紙繊維部分をトイレットペーパーなどに再生利用するリサイクルを進めてきた。今回はその取り組みをさらに進め、王子HDおよびダイナパックと連携して、工場で発生するアルミ付き紙容器の損紙を段ボール原紙として再資源化し、自社製品の包装資材へ活用する仕組みを構築した。

リサイクルフローと3社の役割

カゴメ・王子HD・ダイナパックが連携

企業役割
カゴメ富士見工場で発生する紙容器損紙の排出・回収/再生段ボールの利用
王子ホールディングス洗浄・分離を経た紙繊維を再資源化して段ボール原紙を製造
ダイナパックリサイクル原紙を活用した段ボール製造

実証対象商品の概要

項目内容
対象商品カゴメトマトジュースプレミアム食塩無添加195ml(紙容器)12本入り
販売期間2026年8月4日(火)〜 ※数量限定商品にて、在庫がなくなり次第販売終了
損紙の排出元カゴメ富士見工場
段ボールの使用先カゴメ那須工場(同商品の包装資材として使用)

3社の強みを生かし、工場内の紙資源を新たな資源として循環させる

カゴメ、王子HD、ダイナパックの3社が、それぞれの強みを生かし、工場で発生する紙容器損紙を新たな資源として循環させる仕組みを構築し実証を行う。

紙とポリエチレンとアルミが貼り合わされた容器は、便利さの代償として再資源化のハードルが高い。その損紙が、洗浄・分離を経て段ボール原紙となり、同じ会社の別の工場で商品の箱として使われる。素材の出口を自社の入口に接続する設計が、リサイクルを外部に委ねきりにしない循環モデルの手がかりになる。

問い合わせ先/カゴメ株式会社
https://www.kagome.co.jp/company/

※掲載している情報は、2026年8月4日時点のものです。

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