世田谷区と東急パワーサプライが連携協定締結 蓄電池とUCHIKARAで家庭の脱炭素・防災を両立

世田谷区と東急パワーサプライが2026年7月16日に連携協定を締結。区内CO2排出の51%を占める家庭部門の脱炭素化に向け、蓄電池「てるまるでんち」とUCHIKARAプロジェクトを通じた再エネ普及と防災力強化を共同推進する。

ELEMINIST Press

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2026.07.17

区内CO2の51%が家庭から——「うちから始まる」脱炭素とレジリエンス強化の具体策

東京都世田谷区と株式会社東急パワーサプライは2026年7月16日(木)、家庭用蓄電池を活用した再生可能エネルギーのさらなる有効活用および災害時における地域のレジリエンス強化を目的とする連携協定を締結した。世田谷区内で排出されるCO2の51%が家庭部門からの排出であることから、一人ひとりの「うち(家、自分、内)」から始まる小さなアクションを促進するUCHIKARAプロジェクトを展開し、家庭の再エネ電力プラン導入などを推進してきた世田谷区。近年、自然災害の激甚化・頻発化が進む中、停電時にも各家庭で電力を確保できる環境整備と地域全体の防災力強化も急務となっており、本協定はこうした課題への包括的な対応策として位置づけられる。

せたがや版RE100とUCHIKARAプロジェクト——区民が主役の地域主導型カーボンニュートラル

世田谷区は国際的な取り組み「RE100」に賛同し、区民・事業者とともにカーボンニュートラルを実現する「せたがや版RE100」を推進している。UCHIKARAプロジェクトは区民の日常的な脱炭素行動を後押しする施策群で、再エネ電力プランへの切替促進もその一環だ。一方、東急パワーサプライが普及を進める家庭用蓄電池「てるまるでんち」は、太陽光などの再エネ電力がピークとなる時間帯の安価な電力を充電し、夕方など需要が高くなる時間帯に放電する遠隔制御DR(デマンドレスポンス)で、設置家庭の電気代削減と社会全体の再エネ有効活用を同時に実現する。東急パワーサプライはこれまでも世田谷区みうら太陽光発電所由来の再エネを活用した地産地消の取り組みを同区と進めてきた実績を持つ。

具体的な連携内容——「てるまるでんち」と実質再エネ100%電力プランの区内普及促進

本協定に基づく最初の取り組みとして、区内の戸建住宅を対象にUCHIKARAプロジェクトを通じ、東急パワーサプライが提供する実質再エネ100%電力プランと家庭用蓄電池「てるまるでんち」の導入促進に向けた情報発信を両者が協力して実施する。連携事項は5項目——再生可能エネルギー電力と蓄電池等設備の普及促進・啓発、蓄電池活用と電力の有効利用およびエネルギーレジリエンス強化、区内太陽光発電設備と蓄電池設備の活用促進、区内で発電された電力の区内消費等エネルギーの有効活用、そのほかカーボンニュートラルの実現に寄与する取り組みの検討——にわたる。さらにプロジェクト参画家庭の電気代削減実績や再エネ活用状況を分析・検証し、その有効性を適時発信していく。

両者コメント——「なにげない日々が未来をうごかす」と「うちから始まるアクション」が重なる

保坂展人世田谷区長

保坂展人世田谷区長(右)

保坂展人世田谷区長のコメント:「今回の協定は2050年カーボンニュートラルの実現と、災害に強い持続可能なまちづくりを進めるうえで大変意義深い。東急パワーサプライが有するエネルギー分野の知見と東急グループの地域に根ざしたネットワークと、世田谷区の公共性・発信力を掛け合わせることで、区民の脱炭素行動を後押しし、安心して参加いただける取り組みを広げていきたい」

東急パワーサプライ代表取締役社長 御代一秀 氏のコメント:「東急グループは環境ビジョン『なにげない日々が、未来をうごかす』のもと、誰もが持続可能な社会と地域環境の再生に貢献できるまちづくりを目指している。その想いは世田谷区のUCHIKARAプロジェクトと高い親和性がある。今回の協定締結を機に連携を深め、区民の暮らしをより便利に・より豊かにする新たな価値の創出に挑戦し、脱炭素社会の実現に貢献していく」

問い合わせ先/株式会社東急パワーサプライ
https://www.tokyu-ps.co.jp/

※掲載している情報は、2026年7月17日時点のものです。

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