FSC®認証紙「結び箱」で循環へ ドモホルンリンクルの外装を30年ぶり刷新

ドモホルンリンクル結び箱

再春館製薬所がドモホルンリンクル8点の外装を30年ぶりに刷新。大塚包装との共同開発で実現したFSC®認証紙製パッケージ「結び箱」で年間約30%のCO₂削減を目指し、製品を使うことが森林保全への参加につながる仕組みを導入する。

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2026.06.17

漢方の製薬会社が選んだ「循環」——使うことが森林保全になる包装が誕生

ドモホルンリンクル結び箱

株式会社再春館製薬所は2026年5月26日(火)より、主力製品「ドモホルンリンクル」8点の外装パッケージを約30年ぶりに一新した。大塚ホールディングスの子会社・大塚包装工業との共同開発により実現した新外装「結び箱」は、主原材料をすべてFSC®認証紙とする紙製ブリスター包装を採用。長年親しまれてきた残糸タオルとジッパー付きパウチ袋による包装から、地球環境への配慮をさらに深めたパッケージへと生まれ変わる。

「捨てない」から「循環」へ——30年間の包装哲学が進化

これまでの外装は、今治のタオル工場で出た残り糸を活用する「残糸タオル」とジッパー付きのパウチ袋という組み合わせ。その汎用性の高さから「捨てない」パッケージとして親しまれてきた。再春館製薬所には「自然の力なくしてドモホルンリンクルは存在しない」という信念があり、自然の恩恵に感謝し次世代へつなぐことを企業としての「約束」と位置づける。

山椒種子のアップサイクルや絶滅危惧植物の採用による種の保全など、原料選定においても社会貢献の実践を重ねてきた。今回の新包装は「使うことでの社会貢献」をより深める形で、石油由来資源への依存を減らし資源を循環させる「循環型素材」の積極的な活用へと踏み込んだものだ。

新外装「結び箱」3つのポイント

1. 年間約30%のCO₂削減を達成する「脱プラスチック」設計
外装変更に伴い、パウチやキャップを包む透明フィルムなどの複数のプラスチック製包装パーツを廃止。FSC®認証紙を使用してすべて紙製の箱にすることで、年間約30%のCO₂削減を達成予定だ。

2. 安全性と開封性の追求
箱は自立して保管できる構造とし、熱圧着による高い密閉性で異物混入を防ぐとともに、未開封を保証するバージン性、余計な力を入れずにストレスなく開けられる開封性を実現。開封後の安全性の検証も十分に重ねたうえで導入にいたった。

3. 「結び箱」という名称に込めた想い
「お客様、人と人、そして地球の未来をしっかり結ぶ」という想いを体現した名称。製品を手に取ること自体が世界の森林保全活動への参加につながることを表している。

FSC®認証とは——「責任ある森林管理」を証明する国際制度

FSC認証(Forest Stewardship Council®)は、環境・社会・経済の観点から「責任ある管理」がなされた持続可能な森林から作られた製品を証明する国際的な森林認証制度だ。森林の生物多様性を守り、地域社会や先住民族・労働者の権利を守りながら、適切に生産された製品を消費者に届けることも意味する(FSC® N004839)。再春館製薬所がFSC®認証紙を選択したことは、単にゴミを減らすという消極的な選択ではなく、石油由来資源への依存を減らして資源を循環させる「循環型素材」の積極的な活用という姿勢を示している。

大塚包装工業との協業——環境配慮と製薬品質を両立する技術

今回の共同開発パートナーである大塚包装工業は1912年創業、徳島県鳴門市を拠点とする包装資材メーカー。医薬品・食品などの商品価値を最大限に高める機能性とデザインに優れたものづくりが特長で、近年は脱プラスチックなどの環境負荷低減にも取り組む。2025年にはEcoVadis社のサステナビリティ評価を初受審し、全世界評価対象の上位15%のみに与えられる「シルバー」メダルを獲得している。再春館製薬所が製薬会社として求める品質保持基準と、環境配慮の両立を可能にする技術力が今回の協業を実現させた。

問い合わせ先/株式会社再春館製薬所
https://www.saishunkan.co.jp/

※掲載している情報は、2026年6月17日時点のものです。

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