YKKが再生材ファスナー「NATULON®」シリーズのグローバル販売比率が2025年度末時点で56%に達し、50%突破を発表した。2019年度の3%から約6年で大幅拡大。通常品比でGHGを約19.6%削減し、衣料品サプライチェーン全体の環境負荷低減に貢献している。

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YKK株式会社は、テープ部分に再生材を活用したNATULON®シリーズのファスナーについて、グローバル販売比率が50%を突破したと発表した。2021年度から本格的な切り替えを進め、2025年度末時点では56%に到達している。
YKKは限りある資源を有効に活かすものづくりを長年にわたり実践してきた。NATULON®はその一環として1994年に取り組みを本格的に開始したファスナーシリーズだ。品質や機能性を損なうことなく再生材を活用した製品として、「サステナビリティビジョン2050」が掲げる「資源」分野の取り組みを商品というかたちで具体化している。
衣料品製造のサプライチェーン全体で環境負荷低減が業界共通の課題となる中、NATULON®はテープ部分に廃棄物由来の再生材を用いて製造されている。この再生材の活用は、新規石油由来資源の使用低減に寄与するための取り組みの一つだ。ファスナー製造時における環境負荷(LCA)数値において、No.3止20cmのNATULON®コイルファスナーは通常のYKKコイルファスナーと比較して温室効果ガス(GHG)を約19.6%削減することが示されている。
切り替え開始前の2019年度時点では販売量全体の3%にとどまっていた。2020年度に「サステナビリティビジョン2050」のもと繊維材料の持続可能素材化に向けた目標をYKK自ら掲げ、グローバルでの切り替えを本格的に推進してきた。素材の切り替えだけでなく、世界中で安定した供給体制と一貫した品質を両立させながら展開してきたことが、現在のグローバルでの切り替え拡大につながっているとしている。今後はファスニング商品の繊維材料を100%持続可能素材にすることを目指す方針だ。
社会や次世代にとって何が望ましいかを考え、自ら新しい価値を創造する——YKKが大切にしてきた精神「善の巡環」のもと、ものづくりを通じてよりよい未来につながることを模索してきた。今回のNATULON®シリーズのファスナー販売比率50%突破は、これまで積み重ねてきた取り組みを次の段階へとつなぐものだ。YKKは環境配慮型商品の提供を通じ、持続可能な社会の実現に向けた挑戦を続けるとしている。
「世界中のYKK社員が一丸となり高い目標を持って切り替えを進めたことで、この大きな成果につながりました。今後もNATULON®シリーズのファスナー販売比率をさらに高めていくとともに、ガーメントと一緒にリサイクルしやすいファスナーの開発など、衣類が循環する社会を目指します。「部材メーカー」を超えた「真のサステナブルパートナー」として、お客様とともに循環型経済の実現に挑戦していきます。」(YKK株式会社 常務執行役員 営業本部 商品戦略部長 佐藤靖浩氏)
問い合わせ先/YKK株式会社
https://www.ykk.com/csr/
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