木のおもちゃメーカー「山のくじら舎」がB Corp認証を取得 高知の森林資源を活かしたものづくりが世界基準で評価

高知県安芸市の木のおもちゃメーカー・山のくじら舎が2026年2月、国際認証「B Corp」を取得。間伐材や端材を活かした無着色の木のおもちゃづくりや地域雇用への貢献など、森と人をつなぐものづくりへの取り組みが世界基準の企業認証で評価された。

ELEMINIST Press

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2026.03.11

高知の間伐材を生かした木のおもちゃが、国際的なB Corp認証を取得

国産材を活用した木のおもちゃを製造する株式会社山のくじら舎(高知県安芸市)は、2026年2月に国際的な企業認証制度「B Corporation™(B Corp)」の認証を取得した。森林率全国1位の高知県の豊かな森林資源を背景に、地域の森林資源を活かしたものづくりを通じて社会や環境に配慮した事業を続けてきた取り組みが、世界基準の指標で認められた形だ。

間伐材・切り株を活用、山に残される木に新たな価値を

高知の森林資源を活かした木のおもちゃづくり

山のくじら舎のものづくりの特徴は、森を手入れする際に間伐される木材や切り株など、本来であれば山に残されてしまう材料を積極的に活用している点だ。捨てられがちな木材を長く使い続けられるおもちゃとして生まれ変わらせることで、森林資源の循環に貢献している。また、おもちゃの製作にとどまらず、間伐材や端材を活用した企業向け木製ノベルティや雑貨の製作も手がける。

無着色・植物性オイル仕上げ、子どもが安心して遊べる素材へのこだわり

子どもが安心して遊べる木のおもちゃ

木という自然素材をできるだけ無駄にせず、それぞれの木が持つ自然な色や風合いをそのまま生かした無着色仕上げにこだわる。コーティングには口にしても安全な植物性オイルを使用し、子どもたちが安心して遊べる製品づくりを実践している。また、自由な発想で遊びが広がるよう設計することを大切にし、子どもの創造力を育むおもちゃを届けている。

女性職人が中心、地域の雇用と伝統技術を未来へつなぐ

手仕事の文化を未来へつなぐ、地域に根ざしたものづくり

山のくじら舎では、女性職人を中心とした製作体制を整え、地域の雇用創出にも取り組んでいる。高知県安芸市にある伝統的建造物群保存地区での古民家再生事業にも参画し、希少な技術を持つ職人とともに地域の技術や文化を次世代へつなぐ活動も行っている。さらに、切りたての生木を使った木工「グリーンウッドワーク」体験を通じて、人々が木に触れ、ものづくりの楽しさを体感できる機会も提供している。

B Corp認証とは 世界102カ国・1万社以上が取得する国際認証

B Corp認証は、米国の非営利団体B Lab™が2006年に創設した国際認証制度で、企業の社会的・環境的な取り組みを総合的に評価するものだ。「ガバナンス」「従業員」「コミュニティ」「環境」「顧客」の5つの分野において透明性や説明責任を含む厳しい基準を満たす必要がある。2026年3月現在、世界102カ国で10,000社以上、日本では70社以上の企業が認証を取得している。B Corpの「B」は「Benefit」を意味し、ビジネスに関わるすべてのステークホルダーに価値をもたらすことを目指している。

問い合わせ/株式会社山のくじら舎
https://yamanokujira.jp/

※掲載している情報は、2026年3月11日時点のものです。

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