森永製菓が国際女性デーを中心とした2週間を「Morinaga Gempower Week」と位置付け、トークイベントや経営トップのメッセージ発信など多様な取り組みを実施。社内アンケートで明らかになったジェンダーギャップの解消を目指す。

ELEMINIST Press
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森永製菓株式会社は、ジェンダー平等の実現を目指す「Gempower PROGRAM」の一環として、3月8日の国際女性デーを中心とした2週間を「Morinaga Gempower Week 2026」と位置付け、社内外に向けた発信と従業員参加型イベントを実施した。ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)を経営戦略の中心に据え、誰もが自分らしく目標を描き挑戦し続けられる組織風土の醸成を図る。
本プログラムの背景には、社内アンケートで明らかになったキャリア意識の男女差がある。管理職就任前において、女性は男性よりも管理職へのハードルを高く感じる傾向が確認された一方、就任後は管理職を続ける意欲に男女差は見られず、やりがいを感じて前向きに取り組んでいることが示された。また30〜40代では、上司とのキャリア対話の充実度や「将来について向き合ってもらえている」という実感にも男女間で差があることが浮き彫りになった。
こうした課題を受け、同社は意識や機会のギャップを少しずつ埋め、全従業員が力を発揮できる企業文化の醸成を目指して「Gempower PROGRAM」を2026年1月に立ち上げた。
「Morinaga Gempower Week」では、複数の取り組みを実施した。まず、女性のエンパワーメントを推進する「HAPPY WOMAN®」の代表・小川孔一氏をインタビュアーに迎え、森永製菓社長がD&Iの取り組みや目指す姿を語るトップメッセージを発信。3月3日には国分グループ本社株式会社・早稲田大学ビジネススクール・当社の三者によるトークイベント「挑戦が当たり前になる組織へ―ウェルビーイングと多様性から考える―」を開催し、グループ全体で約200名の従業員が参加した。
さらに、生産部門に所属する女性従業員が味の素株式会社川崎工場長・澄川亜希子氏にインタビューを実施。生産部門での挑戦やキャリアストーリーを社外にも公開し、製造業界における女性活躍の後押しを目指している。
森永製菓は2030年に「ウェルネスカンパニー」へ生まれ変わるというビジョンを掲げ、D&Iをその実現に向けた重要な経営方針の一つとして位置付けている。2007年から国の「子育てサポート企業」に認定され、2017年以降は「プラチナくるみん」の認定基準を継続して達成。フレックスタイムやテレワーク制度、転勤なし区分の選択制など柔軟な働き方の整備も進めている。
同社は今後も国際女性デーを契機とした全社啓発を継続するとともに、男性育児休業の取得推進や他社との連携を通じて、社会全体のジェンダー平等にも貢献していく方針だ。
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