建築廃材や容器包装など、多様な由来を持つ廃プラスチックを自動車部品へ再生するサプライチェーンで、Chain of Custody(CoC)管理の実証が始まった。

ELEMINIST Press
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大栄環境株式会社、BIPROGY株式会社、資源循環システムズ株式会社、株式会社八木熊、株式会社ニフコの5社は2026年2月、多様な廃プラスチック(X)を自動車部品(Car)へと再資源化する「XtoCar」サプライチェーンにおいて、「資源循環トレーサビリティサービス」を活用したPoC(概念実証)を開始した。
欧州では「欧州ELV規則案」により、新車製造における再生プラスチックの最低含有率の義務化が進んでいる。建築、家電、容器包装など由来が多岐にわたる廃プラスチックをいかに品質管理しながら自動車産業へ還流させるかが、業界共通の課題となっている。
XtoCar 資源循環トレーサビリティ概念図
本PoCでは、物理的な廃プラスチックの流れに合わせてCoC情報をデジタル上でリレー形式で引き継ぎ、各工程での整合性を確認する。 トレーサビリティシステムはBIPROGYと資源循環システムズが共同で提供。
大栄環境が廃プラスチックの回収・選別・原料化を担い、その製造履歴データをシステムへ登録する。
八木熊がコンパウンド加工を行い、添加剤配合や物性調整の情報を紐づける。
最終的にニフコが再生ペレットを使って自動車部品を開発・試作・製造し、素材情報が部品単位まで継承されているかを検証する。
自動車サプライチェーンにおける多様な再生プラスチックのCoC連携によるトレーサビリティ実現
実証を通じてデータ連携の有効性が確認された後は、全国の廃プラスチックリサイクラーへのシステム提供や、再生材を利用する動脈産業企業との連携拡大を図る予定だ。
なお、本取り組みは公益財団法人自動車リサイクル高度化財団の「2025年度自動車リサイクルの高度化等に資する事業」の成果・知見を活用して実施される。
お問い合わせ/BIPROGY株式会社
https://www.biprogy.com/newsrelease_contact/
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