家庭の廃食用油が飛行機の燃料へ 明石市が日揮HDらとSAF推進の協定を締結

明石市、日揮HD、レボインターナショナル、SAFFAIRE SKY ENERGYの4者が廃食用油のSAF活用に向けた協定を締結。市内11か所で回収した年間約4万Lの廃食用油を国産SAFの原料として活用する。

ELEMINIST Press

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2026.02.26

兵庫県明石市、日揮ホールディングス株式会社(日揮HD)、株式会社レボインターナショナル、合同会社SAFFAIRE SKY ENERGYの4者は2026年2月18日、持続可能な航空燃料(SAF)の原料となる廃食用油の資源化促進を目的とした連携協力協定を締結した。同日、明石市は廃食用油を原料とするSAFで航空機を飛ばすプロジェクト「Fry to Fly Project」にも参加した。

年間約4万Lの廃食用油をSAFへ

明石市、廃食用油の資源化促進

協定に基づき、明石市内の市庁舎や市民センターなど公共施設11か所および有人回収拠点で集められた家庭系廃食用油と、給食センターなどの公共施設から排出される廃食用油を、レボインターナショナルがSAFFAIRE SKY ENERGYの製造プラントへ輸送。国産SAFの原料として活用する。年間の提供量はおよそ40,000Lを見込んでいる。
SAFFAIRE SKY ENERGYのプラントは2024年12月に完工した国内初のSAF大規模製造設備で、2025年4月から主要エアラインなどへの国産SAF供給をすでに開始している。

飲食店など事業者への広がりも視野に

明石市はこれまで「ゼロ・ウェイストあかし」を掲げ、ごみの減量・再資源化に取り組んできた。今回の協定を機に、市内の飲食店や社員食堂など事業者に対しても廃食用油の提供を呼びかけ、回収量のさらなる拡大をめざす。
日揮HDはSAFと資源循環の重要性の発信と連携調整を担い、レボインターナショナルが収集・運搬、SAFFAIRE SKY ENERGYがSAFの製造を担う役割分担となっている。

SAFのCO2削減効果は最大84%

SAFは廃食用油やバイオマスなどを原料とする持続可能な航空燃料で、製造から使用までのライフサイクル全体で従来の航空燃料と比べ約84%のCO2排出削減効果があるとされる。航空機や給油設備の変更なしに使用できる点も普及を後押しする。
身近な家庭の廃油が国産SAFの原料となり、脱炭素社会の実現につながるモデルケースとして、明石市の取り組みが注目される。

お問い合わせ/日揮ホールディングス株式会社
https://www.jgc.com/

※掲載している情報は、2026年2月26日時点のものです。

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