愛知県東郷町と中部国際空港が、廃食用油を持続可能な航空燃料(SAF)に資源化する協定を締結した。地域の資源循環を促進し、カーボンニュートラル社会の実現を目指す取り組みだ。

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日揮ホールディングス株式会社、株式会社レボインターナショナル、合同会社SAFFAIRE SKY ENERGYは、愛知県東郷町と中部国際空港と共に、持続可能な航空燃料(SAF)の原料となる廃食用油の資源化を促進する協定を締結した。この協定は、廃食用油をSAFに循環させる取り組みを推進するためのものだ。
協定の主な内容は以下としている。
(1)廃食用油の回収に関すること。
(2)東郷町内で回収した廃食用油を用いたSAF等の製造に関すること。
(3)本再資源化を広く情報発信する機会の提供に関すること。
(4)その他、本協定の目的を実現するために必要なこと。
東郷町は、町内の資源回収ステーションで家庭から排出された廃食用油を回収し、レボインターナショナルが収集。これをSAFFAIRE SKY ENERGYのプラントで国産SAFの原料として資源化する。さらに、町内の給食センターで排出される廃食用油もSAFの原料として活用する予定だ。
今後は、家庭系廃食用油の回収の利便性向上に向けて、資源回収ステーション以外の場所での回収のあり方について、民間事業者との連携も含めて検討。あわせて、広報紙や給食だより等を通じて取り組みの意義や回収への協力を広く呼びかける予定だ。また、Fry to Fly Projectの教育資料も活用しながら、環境学習の機会の充実を図るとしている。
【これまでの東郷町における家庭等から排出された廃食用油の回収実績】
回収場所:
【家庭】東郷町中部資源回収ステーション、東郷町北部資源回収ステーション
【施設】東郷町給食センター
回収実績:
【家庭】2,460リットル
【施設】5,330リットル
日揮HDとレボインターナショナルは、コスモ石油と共同で、国内における廃食用油の収集からSAFの製造・供給に至るまでのサプライチェーン構築を進めている。2024年12月にコスモ石油堺製油所内でSAF製造装置の建設が完了し、2025年4月から供給を開始。供給するSAFは、国際的な持続可能性認証であるISCC CORSIA認証を取得している。
「Fry to Fly Project」は、家庭や店舗などで発生する使用済み食用油を原料とするSAFを用いて、航空機が飛ぶ世界を実現するプロジェクトだ。日揮HDが発起人となって設立し、設立主旨に賛同する企業・自治体・団体が、家庭や飲食店など身近なところで発生する廃食用油の提供を通じて、日本国内における資源循環の促進に直接参加している。
お問い合わせ / 日揮ホールディングス株式会社
https://www.jgc.com/
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