2026年冬、長野県小海町で、全面結氷した松原湖の氷上で食を味わうツアー「The Frozen Earth Table」が開催される。氷上ダイニングや冬の森セラピー、ワカサギ釣りなどを通じ、“冬の奇跡”と地域の魅力を体感する1泊2日の特別企画だ。

ELEMINIST Press
最新ニュース配信(毎日更新)
サステナブルに関わる国内外のニュース、ブランド紹介、イベントや製品発売などの最新情報をお届けします。

庭がない都市暮らしに“堆肥回収”という選択を。「ecotasコンポスト」が描く未来
地方創生事業を手がける株式会社さとゆめは、長野県小海町の冬季観光の魅力発信を目的に、2026年1月より、「松原湖」の氷上で食と自然を楽しむ体験型ツアー「The Frozen Earth Table」を開催することを発表した。
標高1,123メートルに位置する「松原湖」は、厳冬期になると全面が白く凍りつき、幻想的な氷の大地が広がる。しかし近年は温暖化の影響で全面結氷が難しい年も増えており、同社は「いま体験できる冬の奇跡」をテーマに、地域の自然価値を伝えるモニターツアーとして企画したという。
ツアーの拠点となるのは、湖と森に囲まれた宿泊施設「HOTEL MIYAM」。参加者は、冬の森や凍結した湖上で行う“氷上セラピー”、氷上に設えた特設ダイニングでの食体験、暖炉を囲むひととき、早朝のワカサギ釣りなど、多彩なプログラムを通じて“小海町の冬”を五感で味わうことができる。
さとゆめは、これまで全国50を超える地域で地方創生プロデュースを手がけており、本企画にもその知見が活かされている。「Nature is Luxury」を掲げる同ツアーでは、冬ならではの静寂と美しさを感じる特別な1泊2日の旅が楽しめそうだ。
旅の幕開けは、町民セラピストが案内する「冬の森・氷上セラピー」。凛とした空気のなか、参加者は静寂に包まれた冬の森を歩き、凍結した湖面を踏みしめる微細な音に耳を澄ませる。
自然との距離がゆっくりと縮まり、五感が研ぎ澄まされていくひとときを味わえるプログラムとなっている。
全面結氷した湖上には、期間限定の特設ダイニングが姿をあらわす。冷たい空気のなかに湯気が立ちのぼり、陽が傾きはじめる時間帯にスタートする氷上ダイニングは、まさに自然そのものがレストランとなる特別な体験だ。
凍てついた湖上ならではの静けさと光景が、食の時間を一層引き立てる。
2日目の朝には、日の出とともにワカサギ釣りを体験できる任意プログラムが用意されている。釣れたワカサギは、朝食会場となる桟橋ドームでそのまま調理され、“松原湖の朝を食べる”という贅沢なひとときを楽しむことができる。
佐久穂町の黒澤酒造が手がける日本酒「湖底浪漫」は、冬季に完全凍結した松原湖の湖底で熟成・貯蔵される限定ブランドだ。2015年の試作以降、小海町内のみで流通しており、年を追うごとに愛好者が増加している。
ツアーの締めくくりには、参加者自らが氷を切り出し、瓶を湖底へ沈める作業を体験する特別プログラムを実施。春の訪れとともに引き上げられる酒に“時間を預ける”という希少な体験が用意されている。
| 開催場所 | 長野県小海町 |
|---|---|
| 集合・解散場所 | HOTEL MIYAM |
| 開催日 | ①2026年1月24日(土)〜 25日(日) ②2026年1月25日(日)〜 26日(月) ③2026年2月7日(土)〜 8日(日) ④2026年2月8日(日)〜 9日(月) |
| 宿泊場所 | HOTEL MIYAM |
| 募集人数 | 先着、各回最大8名 (最小催行人数2名) ※参加対象中学生以上 ※施設の都合上、各回1名参加者は2組まで |
| 参加費用 | 1名参加: 75,000円(税込) 2名以上で参加:65,000円/名(税込) ※宿泊料、各種体験料、食事代、夕食・朝食時の飲料代を含む |
| 参加特典 | ・次回宿泊時に利用可能な「HOTEL MIYAM」宿泊割引券 ・「湖底浪漫」(※20歳以上の参加者に限る) |
お問い合わせ先/株式会社さとゆめ
https://satoyume.com/
ELEMINIST Recommends