特別審査委員に東京藝術大学の日比野氏 「ビヨンドSDGs官民会議」ロゴマークを全国公募開始

2030年以降の国際目標を見据えた官民連携プラットフォーム「ビヨンドSDGs官民会議」が、活動の象徴となるロゴマークを全国から公募。年齢・職業不問で応募可能だ。また特別審査委員に東京藝術大学学長の日比野克彦氏が決定している。

ELEMINIST Press

最新ニュース配信(毎日更新)

サステナブルに関わる国内外のニュース、ブランド紹介、イベントや製品発売などの最新情報をお届けします。

2025.10.29

ビヨンドSDGs官民会議

「ビヨンドSDGs官民会議」は、2030年以降の国際目標を見据え、日本からアジア、そして国連へ向けて、SDGs達成に向けた実践と提言を発信する官民連携のプラットフォームだ。

ビヨンドSDGs官民会議とは

アクションスローガン「BEYOND! for beyond SDGs」のもと、「いま」を超え、より豊かな未来を実現するための協働を目指している。政治家、省庁、自治体、企業、市民社会など、SDGsに取り組むすべての人々がメンバーという考え方に基づいている。

ロゴマーク公募の概要

応募期間と応募資格

ロゴマークの応募期間は、2025年10月8日(水)から12月10日(水)まで。年齢、職業、所属、プロ・アマチュアを問わず、誰でも応募可能。個人はもちろん、グループ、団体、企業、学校単位での応募も歓迎されている。

ロゴマークの応募内容と形式

応募対象は、「BEYOND! for beyond SDGs」を象徴し、活動の推進に寄与するロゴマーク。以下の要素を満たすことが求められる。
・ビヨンドSDGs官民会議のビジョンを体現していること
・官民や世代、分野を超えた協働の姿勢が感じられること
・日本だけでなくアジアや世界でも共有できる普遍性があること
・未来への一歩を踏み出す力を感じさせること
・印刷、Web、映像など多様なメディアで使用可能なシンプルさと汎用性

提出形式はJPEG、PNG、PDFのいずれか(10MB以内)。提出物は以下の2点。
・ロゴマーク画像
・作品タイトルと200字以内のコンセプト説明文

審査方法と採用通知

応募作品は、ビヨンドSDGs官民会議の理事会によって審査される。コンセプト、デザイン、ビジョンとの整合性、活用の汎用性などを総合的に評価し、採用作品を決定する。

審査結果は、採用者に直接通知されるとともに、公式サイトなどで公表される予定。採用者には感謝状と記念品が贈られる。

採用作品の活用範囲

採用されたロゴマークは、ビヨンドSDGs官民会議の公式ロゴとして使用される。国内外の連携事業や国連の場などでも広く展開される予定である。

また、公式サイトから誰でもダウンロード可能となり、全国各地のイベントや活動で共通のシンボルとして活用される。必要に応じて、事務局からデザイン修正の相談が行われる場合もある。詳細は公式ページにアクセスを。

特別審査委員に日比野克彦氏

特別審査委員として東京藝術大学学長・日比野克彦氏が就任することが決定している。

東京藝術大学学長・日比野克彦氏

特別審査委員・日比野克彦氏からのメッセージ 

「皆さんの自分らしい独創的なビジュアルを期待しています。これってマークなの?マークに見えないよね、というものでも思い切って出してみてください。世の中にはマークがたくさんたくさんあります。似ているものも、どこかで見たことがありそうなものも、たくさんありますが、これはこれまでに一度もないぞ!というものを自分の中で作り出せることができるのはあなただけです!そんな作品が、そんなその人らしい作品が、10も100もたくさんたくさん集まってくることが、きっと一人ひとりの価値観をしっかりと受け止め、すべての人たちに届くマークが生まれてくるコンペティションになるのだと思います。

今まで一度もロゴマークなんて作ったことがない。それどころか考えたこともない。そんな新鮮な戸惑い、わくわく!ドキドキ!からとんでもないすごいものが生まれてくる可能性があるのが表現のアートの世界の楽しいところです。

採用されるのは最終的には1つですけれども、このロゴマークのコンセプトをよく読み、そして自分なりに解釈しロゴマークを考えてみるという時間が、あなたを豊かにそしてあなたの日常生活を幸せにしてくれ、とても大切な時間になることだと思います。

参加することに意味がある!ぜひ考えてみてください!最終的に応募しなくても考えている時間で既にこのコンペティションに参加していることになると思います。いつも通っている道の途中で見かけるロゴマークを見つけたら、このコンペティションのことを思い出して、私だったらこんなマークがいいなぁ〜、と思ってみて毎日を過ごしてみてはいかがでしょうか••••。」

日比野氏が学長を務める東京藝術大学は、2021年6月にSDGs推進室を設置し、SDGsの達成に貢献するための取り組みを推進している。

理事会メンバー紹介

ビヨンドSDGs官民会議の理事会は、各分野の専門家や行政関係者、企業・市民団体の代表などで構成されている。

役職 氏名 所属
理事長 蟹江 憲史 慶應義塾大学大学院 教授
理事 安藤 重実 外務省 国際協力局
理事 宇田川 徹 内閣府 地方創生推進事務局
理事 高岡 文訓 金融庁 サステナブルファイナンス推進室
理事 黒部 一隆 環境省 環境計画室
理事 市川 紀幸 経済産業省 地域産業基盤整備課
理事 長谷川 知子 日本経済団体連合会
理事 樋口 麻紀子 経済同友会
理事 有馬 利男 グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン
理事 三輪 敦子 SDGs市民社会ネットワーク
理事 大貫 萌子 SDGs-SWY
理事 山口 凜 ジャパンユースプラットフォーム
理事 藏並 豊綱 神奈川県 政策局
理事 井口 雄大 株式会社博報堂
事務局長 川廷 昌弘 慶應義塾大学 特任教授

企業・団体への参加呼びかけ

ビヨンドSDGs官民会議では、2030年以降の国際目標に向けた取り組みを共に進める企業・団体からの協賛や連携の相談を随時受け付けている。

ロゴマーク公募をはじめ、若い世代の参画支援、イベントやプロジェクトの協働、広報協力など、さまざまな形でのパートナーシップが歓迎されている。

関心のある企業・団体は、事務局まで気軽に問い合わせてほしい。

お問い合わせ/ビヨンドSDGs官民会議 事務局(慶應義塾大学 Keio STAR)
https://beyondsdgs.net

※掲載している情報は、2025年10月29日時点のものです。

    Latest Articles

    ELEMINIST Recommends