佐賀県が世界初の「世界海洋プラスチックプランニングセンター」を開業 可能性を探るシンポジウムを10月に開催

海洋プラスチック問題 イメージ

佐賀県は、世界初となる「世界海洋プラスチックプランニングセンター」を2026年に開業予定だ。今年10月20日(月)、21日(火)には、その可能性を探る「海洋環境国際シンポジウム みんなの海 国際会議 vol.2」が開催される。

ELEMINIST Press

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2025.09.18

佐賀県が世界初の「世界海洋プラスチックプランニングセンター」を2026年に開業

世界海洋プラスチックプランニングセンター イメージパース

佐賀県では、国内外で社会問題となっている「海洋プラスチック問題」について、海洋プラスチックごみの回収・再生・展示・研究・体験などを通じて学びを深め、一人ひとりの行動変容を促すことを目的とした、世界初の「世界海洋プラスチックプランニングセンター(愛称:PLA PLA(プラプラ))」を2026年に開業する。

波戸岬 航空写真

波戸岬

世界を視野に入れた取り組みを推進する拠点として選ばれたのは、佐賀県民・企業・市民活動団体、行政などのさまざまな主体が海岸環境保全活動を実施する波戸岬(はどみさき)だ。 ​

波戸岬は好漁業場であるとともに「玄海国定公園」に指定されており、観光地としても県内外から人気を集めるスポット。一方で、海流や地形、季節風などの自然条件から、日々大量の海洋ごみが漂着している。

「世界海洋プラスチックプランニングセンターでは、実際に海洋プラスチックを拾い、分別から洗浄、アップサイクルまでの一連の流れをリアルに体験できる世界初の施設となる予定。波戸岬の位置する唐津市や、地元CSOなどと連携を取りながら、スタディツアーやビーチクリーンといった地域貢献に取り組んでいくという。

「海洋環境国際シンポジウム みんなの海 国際会議 vol.2」が10月20日(月)、21日(火)に開催

海洋環境国際シンポジウム みんなの海 国際会議 vol.1 集合写真

「海洋環境国際シンポジウム みんなの海 国際会議 vol.1」の様子

「世界海洋プラスチックプランニングセンター」開業を前に、国際的にもプラスチック汚染に関する条約策定の動きがあるこのタイミングで、唐津玄海エリアの海洋プラスチック問題の現状や佐賀県の取り組みを世界に向けて発信し、海洋プラスチックのない豊かで美しい海を取り戻すため、同施設の可能性や、さまざまな分野の専門家との連携方策を探る国際シンポジウムが、10月20日(月)と21日(火)の2日間にわたり開催される。

シンポジウム イメージ写真

なお、シンポジウムの開催は今回で2度目となる。国内外の研究者や政府関係者、国際機関、全国の行政関係者や企業関係者のほか、地元関係者200名程度が参加する予定だ。

概要

「海洋環境国際シンポジウム みんなの海 国際会議 ​vol.2」

開催日2025年10月20日(月)、21日(火)​​​
開催時間20日(月)
10:00〜12:00 ​現地視察
14:00~17:00 基調講演、クロストーク
17:30~19:00 レセプション

​​21日(火)
9:40〜17:00 シンポジウム
内容20日​(​月)
現地視察
基調講演​
クロストーク:海洋プラスチック問題の解決に向けて

​21日​(​火)
シンポジウム
1.海洋プラスチックの生物への影響、センターに期待​すること
2.海洋プラスチックの再生、大学等研究機関との連携
3.体験、行動変容と市民活動の促進
4.海洋教育とPLA PLA

​※現時点の内容。 変更がある場合は随時、佐賀県庁ホームぺージで発表
​開催場所20日​(​月)
​​波戸岬海浜公園​:​​​現地視察
​唐津シーサイドホテル​:​基調講演、​​クロストーク

​21日​(​火​)
​唐津シーサイドホテル
申し込み方法専用フォームより、事前申し込み

お問い合わせ先/佐賀県
https://www.pref.saga.lg.jp/default.html

※掲載している情報は、2025年9月18日時点のものです。

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