上勝町のゼロ・ウェイストセンターが開業延期、新型コロナウイルスの影響受け

2020年4月25日に予定されていた、徳島県上勝町の環境型複合施設「上勝町ゼロ・ウェイストセンター(WHY)」、ゼロ・ウェイストアクションホテル「HOTEL WHY」の開業延期が決定。同年5月30日の開業を予定。利用者の安心や感染リスクの最小化を最優先とし、延期する可能性もある。

ELEMINIST Press

最新ニュース配信(毎日更新)

サステナブルに関わる国内外のニュース、ブランド紹介、イベントや製品発売などの最新情報をお届けします。

2020.05.14
BEAUTY
編集部オリジナル

「すだちの香り」で肌と心が喜ぶ 和柑橘の魅力と風土への慈しみあふれるオイル

Promotion

「上勝町ゼロ・ウェイストセンター(WHY)」

上勝町ゼロ・ウェイストセンター(WHY)

「上勝町ゼロ・ウェイストセンター(WHY)」 とは、徳島県勝浦郡上勝町(かみかつちょう)にある環境型複合施設。施設内容は、リサイクルごみ集積場の「ごみステーション」、「くるくるショップ」、「ゼロ(0)・ウェイストアクションホテル(HOTEL WHY)」、「セミナールーム」、「ラボ」 の5つで構成される。

設立背景

2003年、日本で初めて「ゼロ・ウェイスト(Zero=0、Waste=廃棄物)宣言」 を行なった上勝町。これ以降、同町のごみステーションは、環境問題に興味を持った世界中の人が見学に訪れる場所となった。

そこで住民配慮の環境整備に加え、より多くの人々に同宣言に対する取り組みを知り、体験してもらうことができる環境型複合施設としての機能を充実させた。今後は環境教育のデスティネーションとして活用される予定だ。

「上勝町ゼロ・ウェイストセンター(WHY)」 は標高700m以上の山地に覆われ、深い渓谷を成す絶景を望む場所に位置する。ゼロ・ウェイストの理念を体現するため、上勝町で伐採された杉材や不要になった建具や家具などを活用し、大量消費、大量生産社会と一線を画す建築を目指している。

上勝町の取り組み

上勝町のごみを「ゼロ・ウェイスト」 の取り組みは、ゼロにするための処理方法を考えるのではなく、ごみ自体を出さない社会を目指すことである。

ごみ収集を行わず、生ごみなどはコンポストを利用し、各家庭で堆肥化。瓶や缶などのさまざまな資源を、住民が“ごみステーション” に持ち寄って45種類以上に分別している。同宣言から17年経過したいま、リサイクル率は80% を超えた。

問い合わせ先/株式会社 BIG EYE COMPANY
https://why-kamikatsu.jp/

※掲載している情報は、2020年5月14日時点のものです。

    Read More

    Latest Articles

    ELEMINIST Recommends