先着1,000世帯に家庭用蓄電池を無償配布!東急パワーサプライが「てるまるでんちプロジェクト」をスタート

てるまるでんちプロジェクト 会見スチール

株式会社東急パワーサプライは、都内の太陽光パネル非設置戸建て世帯を対象に、災害対策用蓄電池1,000台を無償配布する「てるまるでんちプロジェクト」を始動した。8月28日(木)より、先着順で申込受付を開始している。

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2025.08.30

東急パワーサプライが先着1,000世帯に蓄電池を無償配布する「てるまるでんちプロジェクト」をスタート

てるまるでんちプロジェクト 会見スチール

株式会社東急パワーサプライは、都内の太陽光パネル非設置戸建て世帯を対象に、災害対策用蓄電池1,000台を無償配布する大規模社会実装事業「てるまるでんちプロジェクト」を始動し、8月28日(木)より先着順にて申込受付をスタートした。

このプロジェクトは、同社が所有する蓄電池を、設置条件を満たす希望世帯に対して約10年間の期間で無償貸与するものだ。

貸与期間中は、設置工事や保守点検などにかかる費用はすべて東急パワーサプライが負担し、利用者の費用負担は一切ない。また、貸与期間終了後には、蓄電池は無償で利用世帯に譲渡される予定だという。

てるまるでんちプロジェクト 会見スチール

発表会見の様子

蓄電池の運用は、東急パワーサプライの需給管理担当者が遠隔で制御を行う。電気料金の安い時間帯に充電し、料金が高騰する時間帯に放電することで、利用者は特別な操作を行うことなく、日常生活のままで電気代の削減が期待できる仕組みだ。

さらに、災害や事故、電力不足などによる停電が発生した場合には、自動的に自立運転モードに切り替わり、電力供給を継続することが可能である。

都市の電力安定化と、レジリエンス向上に貢献

てるまるでんちプロジェクト 会見スチール

同社は「てるまるでんちプロジェクト」により、家庭用蓄電池の普及拡大が見込めると考えており、都市の防災力向上につながる可能性を示唆している。

導入される蓄電池は東急パワーサプライが所有しているため、同社は1,000台を一括して群制御することができ、東京都が実施する“デマンドレスポンス(DR)実証事業”への参加も予定している。

なお東急パワーサプライは2025年7月に「東京都家庭用アグリゲーター」として登録を受けており、今後、電力需給が逼迫した際などには、これらの蓄電池を“仮想発電所(VPP)”として活用し、都市全体の電力の安定化に寄与する方針だ。こうした取り組みを通じて、都市のレジリエンス向上が期待される。

プロジェクト概要

「てるまるでんちプロジェクト」

応募受付期間2025年8月28日(木)11:00~
※先着順にて申込受付※受付台数1,000台を達成した時点で受付を終了
応募受付専用Webサイトより申込受付https://www.tokyu-ps.co.jp/campaign/1000battery/
応募条件・「ライフフィットプラン B」または「C」へ加入できること
・蓄電池の維持・運転に消費する電気や蓄電池に充電する電気については自己負担によりまかなわれることに同意できること・常時インターネットが利用できる環境を無償で事業者に提供してもらえること
・東京都(離島を除く)在住かつ東京都の行う「令和7年度家庭における蓄電池導入促進事業」の交付申請を同社が行うことに承諾できること
・同社が蓄電池を遠隔制御することに同意できること
・申込み時点で満70歳以下の方であること
・1981年6月1日以降に建築確認を受けた、本人または二親等以内が所有する戸建て住宅に住んでいること
・現在、太陽光発電設備、エネファーム等の発電設備を設置していないこと
・蓄電池無償貸与約款および蓄電池逆潮流電力買取約款に同意できること
注意事項公式サイトより要確認

お問合せ先/株式会社東急パワーサプライ 広報担当:岡本・柳本
Tel 03-6756-8595 Mail pr@tokyu-ps.jp

※掲載している情報は、2025年8月30日時点のものです。

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